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日本医療崩壊(上) それはコロナ前から

 コロナの感染者数が下がってきましたが、検査数も棒グラフで見ると同じように下がっていて、ほぼ比例しています。裏でワクチン在庫を見ながら検査数を加減しているのでしょうか。

日本では医療崩壊を防ぐという理由から、国民に自粛を強いていますが、ブラジルのコロナの死者は65万を越しても医療崩壊は起きていませんし、サンパウロ州は3月7日以降から、屋外でのマスクは解除になりました。

実は、日本の医療崩壊はコロナ前から始まっていて、その原因は三つ考えられ、一つは世界一恵まれた国民皆保険制度に医師会も患者様も甘えすぎているからだと言われています。

日本の総病床数は精神病も入れて160万床あるそうですが、この数も人口当たり世界一だそうです。
しかしコロナ患者に対応しているベット数は数%しかないそうですから、そこへPCR陽性者を感染者に勘定して、発病していなくても人に感染させる恐れがあるから、と最初の頃は隔離入院させていましたから、医療崩壊の恐れがありました。

日本には8千数百の病院がありこの数も世界一だそうですが、でもこのうちの7割は民間病院で、その8割以上の民間病院はコロナ患者お断りだそうですから、当然救急車はたらい回しにされて在宅死も起きるでしょう。
ですから病院の統合再編が急がれます。

MRIの保有台数も日本が断トツ世界一だそうですが、各病院はMRIやCTなどの医療機器を買いそろえても、そんな高額な装置を遊ばせておくわけにはいきません。
それで不要な検査や定期健診だ人間ドックだ、そして無駄な治療や不要な手術、過剰投薬や高齢者の延命治療だと、収益のための医療をやるので、日本の医療費は年々8千億づつ増えているそうです。

【今日の名言】
「家はレンガで造るが、家庭は心で作る」
by インド諺 

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