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日本人の不思議な咀嚼力(作り替える力)

ユーラシア大陸を"顔"に例えれば・・・
右の耳は英国のブリテン島で左の耳は日本列島となり、両耳ともに大陸から吹いてくる風の便りに、いつも耳を澄ませて、大陸の文化を吸収しながら歴史を発展させてきたように見えます。

ブリテン島へは凪の日は泳いで渡れるようですが、対馬海峡は流れが速いですし、東シナ海は行き来がさぞ難しかったことでしょう。

日本人はゼロから1を作るのは不得意ですが、1を2にしたり、原理を咀嚼して実用化したり改良するのは得意なようで、大陸からもたらされる微かな情報をヒントにして色々な物に発展させていくことが上手でした。

トランジスターやディゼルエンジンの原理を小型化して商品化に成功して、戦後の経済発展の起爆剤にしましたが、青色ダイオードを実用化してノーベル賞を貰ったりもしました。

もっと身近なところでは、明治以降の住宅の洋風化で自然に生まれたスリッパなどは、だれが何を参考にして作ったのでしょう。

私の子供の頃は中華そばと言われていたラーメン、ライスカレー、あんパン、カレーうどん、トンかつ、コロッケなど、次々に出現してくる日本独特の折衷食は外人観光客にも好評なようです。

日本人の持っている不思議な咀嚼、消化吸収する力、牛が青い草を食べて白い乳を出すように、日本人はたぶんこれからも不思議なものを生み出して世界の平和に貢献していくことでしょう。 

六世紀半ばに輸入された仏教を加持祈祷の医療に利用したようで、鎌倉時代になると、中国発の浄土教を法然や親鸞が、日本独特の念仏仏教の<絶対他力思想>に発展させたと言われています。

今ではその浄土系教団が日本最大の宗教集団となり、日本人の温和な性格の土台になっていますから、この「和の原理」をそろそろ世界に向けて逆輸出する頃だと思われます。

【今日の名言】
「人生はジグゾーパズル。終わりの方になるほど見えて来る」

※編集協力※
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