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キノコと神秘体験〜自給自足カレッジ72

200種類以上のキノコは、幻覚作用を起こさせるというシロシビンという物質を作っていると言います。
人類は、昔から様々な文明でこのキノコの持つ幻覚作用を宗教儀礼に用いてきた歴史がありますが、現代ではある種の麻薬としてタブー視されてきていましたが、それももしかしたら変わりつつあるのかもしれません。

上記はアップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏の写真ですが、キノコから得られる幻覚剤のシロシビンを想像力を高める手段として使用し、「LSD体験は人生で実行したとりわけ重要な事柄のうちのひとつ」と語っているのは周知の事実だそうです。

アメリカでは、現在、極微量の向精神性物質を使用することは、合法的な仕事効率化の手段となっているようで、このキノコ由来のシロシビンに関して、様々な研究が行われているようです。

シビレタケの一種とベニテングダケ

このシロシビンは、抗うつ剤、末期がんの苦痛、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫性障害(OCD)、その他難病を患う人に有効であるという臨床試験の結果が集積しつつあるようです。

「素晴らしき、きのこの世界」の著者のポール•スタメッツ氏は自身の体験として、あるキノコを食べたら、6年もの間言語聴覚療法をやっても治らなかった「吃り=吃音」が一晩の幻覚症状のあと治ったそうです。

脳のMRI画像

下記の写真の2人は、末期癌による精神的ストレスを軽減する為にシロシビンを投与された人で、ジョンズホプキンス大学での研究に参加した方とその治験後の感想です。

俳優ー前立腺がん

「セッションが始まる前は、自分のあれこれ、つまり、コンプレックスとかそういうのがすべてさらけ出されるんじゃないかと、とても心配だった。心がかき乱されるようなことが明るみに出てし
まうのが。最初は怖くて、腕や脚が消えてなくなるように感じはじめたときには、「なんでこんなことやるって言っちゃったんだろう」と思った。

正確にはなぜかわからないのだけど――もしかしたら自分がこの道のりをもう何年も歩んでいるからかもしれないけどーーずっと呟いていた。「心を解き放つんだ。手放そう。自分を解放して体験を受け入れるんだ」。そうして執着を手放せば手放すほど安心感を感じ、 成り行きにまかせて進んでいった。

すると.....何者かに遭遇し、 それは 「私はここにいる」 と言って、手を差し伸べてきた。 そこで直感的に理解した。 自分がこれまで恐れていたすべてのことは重要ではない。この存在につながることが重要なんだと。 人間の法則を超えた法則が世の中に存在していることを理解したが、 同時に私たちが、 人を集団の構成員としてではなく個々の人間として扱うような、 肯定的な生き方を選ぶことができることも理解した。 私たちはみな、お互いに、そして土地や自然ともつながっている。

この高次の存在との遭遇は、深い印象を残した。 結果として、私たちにはこの世界で果たすべき役割があると感じられるようになった。 より辛抱強くなったし、 困難に直面しても考え抜こうという意欲、他人に優しくしようという意欲も増えた。 もっと思いやりをもった生き方をして、文化や社会が毎日のように、こういう風に感じろ、 考えろと押しつけてくるステレオタイプや勝手な判断を避けようとしている。 おれのシロシビン体験が、ただ単に薬の影響だとは誰にも言わせない。 人にはわからない。 経験しないとわからないことだ。 何か素晴らしい すごいものと直接つながったのだ。」

詩人ー肝臓がん

「ゴシック調の天井、装飾を凝らした木工細工、急速に変化する色彩のイメージ。 何が起きているのかをそこにいる人たちに説明しようにも、脳がうまく働かなかった。 説明しようと苦戦して
いると、彼らは「わかってる。 そのまま体験を受け入れて」 と言ってくれた。すると今度は自分がそのイメージになっていた。 もはやイメージを観ているんじゃなくて、そこで「うわぁ」となった。何かに取り憑かれるってこういう感じかしら。 頭の中で、私は言ったの。 「ちょっと待って。もし私が、自分自身を完全にあなたに委ねるとしたら、少なくともこの部屋に入ってきたときと同じくらい強靭な状態でいられるって約束してくれる?」と。それに対して、 「私が、 自分の手仕事をないがしろにすると思うのか?」という答えが聞こえてきたとき、何もかもがぱあっと明るくなった。 自分に息が吹き込まれ、 それによって生かされる経験をした。 なんだか神聖な気分、説明しがたい気分だった。 イメージはどんどん変化しはじめて、それは見事なものだった。 そのイメージが私であるような気がした。 とても安らかな気持ちになった。 かつて感じたことがない心地。 私は完全だった、でも完璧ではなく・・・・・・。

視覚的イメージは続いていた。 金糸を織り込んだタペストリーのイメージがあった。 1本1本の
糸がその織物には必要で、1本1本の糸に存在理由がある。 私たちはみんな仲間だ。 みんなが必要とされている。 すべての始まりとすべての終わり、 すべての誕生とすべての死、そしてそのあいだにあるすべてが認められていて 愛されていて、 とても大切に思われている。 私があれほど長い間感じていた恐ろしい孤独感が消えた。ものすごいことだった。

あとでこのときの体験を形にしようと、「プリズム」 という題で次の短い詩を書いた。

まっ白な光が、 生きたプリズムを通過し
輝く眩しい色彩に分散され、 ただただ発光して遊ぶ
蛍光色の海中生物のようにうねっている
私たちは、 不思議なことに自分たちが見えない。」

地下の菌糸体ネットワーク

「素晴らしき、きのこの世界」の著者が、「ゲームチェンジ」と題して下記のように書いています。

「変性意識状態を引き出すというキノコの不思議な性質には、革命的な潜在力が秘められている。 地球環境が将来的にも持続可能かどうかは、人間の意識とキノコの知性との融合にかかっているのかもしれない。」

自給自足カレッジ

土の中に広がる広大な菌のネットワークに繋がる事で、人の意識は地球大に拡張するのかもしれません。

アスファルトやコンクリートから離れて、土に触れる事で色々な気付きも生まれてくるように思います。

是非一度、VISON農園の無料体験に来てみてください。

5月にも、本格的に自給自足が学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。

5月以降は、5月6日(土)・7日(日)・20日(土)・21日(日)
6月・・・ 3日(土)・4日(日)・17日(土)・18日(日)
7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)

今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。

下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく落ち着いてくる気がします。

YouTube動画(3分)
https://youtu.be/IQPWF9KBu00

体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。

https://self-sufficient-life.jp

自給自足カレッジ
小柴正浩

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