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肥料を与えないで農作物が出来る理由とは❓自然栽培のススメ〜自給自足カレッジ101

前回から再登場している医学博士三好基晴先生は、現在、神奈川県藤沢市にあるホスメック・クリニックの院長として、クスリは処方せずに、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性疾患、化学物質過敏症、電磁波過敏症、がんや糖尿病などの生活習慣病などに対して、衣食住の生活環境を改善する診療をしておられます。

また、全国で講演活動や小人数の健康セミナーや料理教室を行っておられ、趣味として手作りの料理や発酵食、自然食レストランの食べ歩きもされながら、クリニックの近くに自然食レストランも開かれています。

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無肥料•無農薬の自然栽培の野菜や果物、穀物等を販売しているナチュラル•ハーモニー代表の河名秀朗さんとも色々と連携しながら、世の中から本当に安全安心で体に良い本物の食べ物とは何か、という事を追求されています。

癌や糖尿病、アトピー性皮膚炎、花粉症、化学物質過敏症に悩んでおられる患者さん達と日々向き合いながら、薬を使った対症療法には組せず、人間本来の身体の機能を、衣、食、住、それぞれの在り方を見直すことで、病気の根本原因を取り除き、健康を取り戻せるようアドバイスをされて来ているからこそ、食べるものの大事さを、三好先生は実感されているのだろうと思います。

では、その三好先生は、日本の農作物の99%以上が慣行農法(農薬と化学肥料に頼った農法)によるものだという現状に対して、どのような対策を勧められているのか❓

日本の有機栽培の現状

日本では、巷で売られている、ほとんど全ての穀物や野菜は、農薬と化学肥料まみれで作られています。

上記の図では、その国際比較ですが、これにもトリックがあり、日本の有機栽培の定義は、相当緩められており、様々な農薬の使用が認められています。

日本の有機栽培は本当に無農薬栽培なのか❓

このような現状があるので、三好先生によると、化学物質過敏症の人には、日本の有機栽培の野菜や穀物が、食べられない人が多々いると言われています。

では、どうしたら良いのか❓

ここで、自然栽培、という言葉が出てきます。

自然栽培でお米や野菜を作っている人はほんとうに希少で、ナチュラル•ハーモニー等の一部の小売店で扱われているに過ぎません。

また、無肥料無農薬で野菜等が育つわけがない、虫に喰われて食べられたものではない、等々の誹謗中傷の言葉も、耳にします。

三好先生は、何故肥料を与えないで農作物ができるのか❓、何故自然栽培が成り立つのか、という点について以下のように説明されています。

「作物は根の能力や、無数の土壌微生物の能力で土の中の窒素などの養分を吸収しています。ですから、土に肥料を与えなくても作物は一定の期間を経れば十分に育ちます。
しかし、作物を育てればそれだけ土から養分が吸収されて、土の養分が減ってしまうから、1年や2年は育っても長期間無肥料では作物が育たないと考えられてきました。ところが、何年も何十年も無肥料で栽培していても、収穫量が減らないということが現実に多くあるのです。
その理由は、科学的には解明されていませんが、仮説としていくつか考えられます。
作物は根から土の養分を吸収しますが、同時に葉は光合成で養分を作り出します。
例えば人参の根が土から吸収した10の養分と、葉が光合成で作り出した10の養分とを合わせると、作物を立派に育てるのに必要な10の養分以上の20の養分になっていますから、余った10の養分を根から排出して土に与えていると考えられます。そうすると土の10の養分が作物に一時吸収されても、作物が根から土に余った10の養分を与えていれば土の養分は減らなくなります。
また、種の能力も重要な要素です。化学肥料であっても有機肥料であっても、与えられた肥料を吸収していると作物が自分から養分を吸収しようとする能力が低下してしまいます。同じ無肥料で栽培しても無肥料栽培の自家採種の種であればよく育ちますが、化学肥料や有機肥料に頼ったF1種などの市販の種であればよく育たないことがあります。」
(三好基晴著「健康食」はウソだらけ より)

自然栽培の植物は、土中の微生物との共生関係の中で生きているという訳です。
光合成で作った糖を根から土中に出して、それを微生物が他の栄養素に置き換えてくれる。

農薬や殺菌剤を少しでも使ってしまうと、この関係を壊してしまいます。

自然の森は、農薬や化学肥料を必要としません。

自給自足カレッジ

自給自足カレッジでは、無肥料無農薬でお米や野菜を作る事が学べます。

日本ではほとんど手に入れることができない、無農薬野菜を、自分の手で作るということが出来るようになります。

是非、ご興味のある方は無料体験会にご参加ください。

6月以降でも、本格的に無肥料無農薬でお米や野菜が育てられる自給自足生活の手法を学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催されています。

6月・・・ 3日(土)・4日(日)・17日(土)・18日(日)
7月・・・ 1日(土)・2日(日)・15日(土)・16日(日)
8月・・・ 5日(土)・6日(日)・19日(土)・20日(日)

今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。

下記は、自給自足カレッジの紹介ビデオです。
見ていると気持ちが何となく穏やかになる気がします。

YouTube動画(3分)

https://www.youtube.com/watch?v=N66HzZV7Td0

体験会等について詳しくは、下記のホームページをご覧ください。

https://self-sufficient-life.jp

自給自足カレッジ
小柴正浩

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