見出し画像

自給自足カレッジ41

上記のグラフは、市販のニラと菌ちゃん先生=吉田俊道さんが菌ちゃん農園で育てている有機栽培のニラのビタミンCの含有量の比較です。
市販の野菜のビタミンC含有量は、吉田俊道さんが佐賀県の菌ちゃん農場で育てているニラの約4分のIになっています。
自給自足カレッジ16での投稿で、ひと月前にもナチュラルハーモニー代表の河名秀朗さんの本からの引用で、
「ほうれん草のビタミンCは、可食部100グラムあたり1950年に8000mgだったものが2000年には2310mgまで、4分の1近くまで下がっています。
ニンジンのビタミンAは、1950年には13500mgあったものが、2000年には4950mgと、3分の1近くまで下がり、ダイコンのビタミンCは20mgから12mgと4割減。キャベツのビタミンB2に至っては、0.3mgから0.03mgへと10分の1にまで激減しています。」
と書いていますが、吉田俊道さんは、自分の作っているニラに関して、「しかしこれでも、50年前のニラに比べれば、まだ含有量が少ないのです。」と、自重気味に書かれています。

現代の野菜に関する問題はそれに留まりません。
吉田俊道さんは、著書の「生ゴミ先生の元気野菜の革命」で、野菜の食べ方にも問題があると言われています。

「どんどんひ弱になり、栄養価が低下しているいまの野菜。
私たちが昔と同じ栄養価を野菜からとろうとすると、昔の野菜の1.5倍から10倍の量を食べなければならない計算になるのです。
そして野菜の食べ方も、昔と現在とでは大きく違います。
昔は野菜をおひたしや煮物、ぬか漬けなどにして食べていました。こうした食べ方はかさを減らす(=体積をつぶす)ものですから、大量に食べることができます。
しかし現代では、野菜は生のままサラダで食べることが多くなっています。
これでは量を食べられず、 野菜から十分な栄養素を摂取できません。
さらに、野菜を生で食べて栄養を摂取するには、人は植物の細胞壁を消化することはできないので、細胞壁を壊さないといけません。 ところが実際は、私たちが適当に噛んだ程度では、一つひとつの微小な細胞の壁を、何割かしか壊していないのです。
牛の噛む様子を見てください。
ゴシゴシと音を立ててすりつぶし、さらに食べ終わったら、また胃から口に戻して噛みつづけます。そこまでしなければ、生の植物から栄養をいただくことはできないのです。
つまり、野菜自体の栄養の激減と、食べ方の変化を総合して考えると、いまの子どもたちは、昔に比べてビタミンやミネラルを10分の1もとれていないことが推定されるのです。
後述しますが、工場等での調理工程では、千切り後に水洗いしたり、煮汁を何度も変えたりして、もともと少ない栄養分がさらに流失し、また添加物による吸収阻害によって、ますますビタミンやミネラルの吸収は期待できなくなっています。
つまり、いま日本人の心と体の健康は緊急事態なのです。
いまこそ私たちは野菜のとり方を、根本から考え直す必要があると思います。」

いったい現代文明は、何を追い求めているのか❓
悪貨が良貨を駆逐する。
栄養価の高い野菜が、見たくれは良いが中身のない野菜に置き換わる。
そして、21世紀病と言われる花粉症も含めて様々な自己免疫疾患や自閉症や癌に悩まされる。

自給自足カレッジでは、無肥料無農薬栽培=自然農法によって、自らの健康にも良く、自然環境も保全出来る形での、お米や野菜の作り方を教えています。是非一度、VISON農園に来てみてください。
4月からは本格的に自給自足が学べる講座が、毎月第一第三週の週末(土曜日曜)に開催され、無料見学会も行います。
次回は、4/1か2、15か16の土曜日或いは日曜日になります。
今まで経験した事のない新たな経験や発見があるものと思います。

詳しくは、下記のホームページをご覧ください。

https://self-sufficient-life.jp

下記の公式Facebookでも、色々なイベント情報等もアップされていますので、フォローして頂ければ幸いです。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100089552298107

自給自足カレッジ
小柴正浩

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?