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「守破離」の「守」に地道に取り組んだ1年間

年末に1年間の振り返りをしてnoteを書くのは今年で3年目になります。

2018年は大学3年生になり周りが就活するなかで、何もせず一旦立ち止まり自分と向き合う1年間を過ごしました。

2019年には大学4年生になり卒業後に大学院に進学することを決めた年でした。

2019年の振り返りの結びに「2020年は前を向いて一歩ずつ歩みを進める年にできればと思っています」とありました。
2020年を振り返ると、一歩ずつ歩みを進める年にできたと感じています。

大学4年生の春から生物統計学の研究室に所属し、現在も大学院で生物統計学を専門に学んでいます。それに学外活動でも4年生の秋頃から始めたインターンを続けており、今と1年前では大きく変わっていません。

ざっくり言えば、大学院では医療のデータ解析(特に臨床試験)の勉強をしていて、インターンでは医療×デジタルの事業開発をしています。これから先も「データ解析」と「事業開発」は個人的なキーワードになっていくと思います。

2020年は新たなことに挑戦した一年ではなく、今までの活動の延長線上で歩みを進めた一年でした。とはいえ、「飛躍」のようなキラキラした言葉が似合う年では決してなくて、「地道」「地味」といった言葉のほうが似合う年でした。

学部時代に比べて深く学んだり、インターンでも任せてもらえることが増えたりしました。結果的に目指していることや登り方の解像度は上がりました。ただ解像度が上がったことで、目指している場所が遠く、そしてそこに到達するには険しくても地道に一歩ずつ一歩ずつ進むしかないことを痛感させられました。

今は「守破離」でいえば「守」に取り組んでいます。大学院の授業は基本的なことから始まりましたが、それでも授業についていくので精一杯でした。さらに授業を受ければ受けるほど勉強するべき範囲が広がっていき終わりが見えません。

最近では統計解析ソフトも充実していて、無料で利用できるRやPythonを使えば数行のコードで難しい解析でもすぐにできます。

それでも授業では解析の数理的な背景から扱い、ときには手計算をしながら勉強しています。課題ではたった数行の証明をするために数日以上考えることもありました。「いかに効率よく」「いかに早く」という思考の仕方ではなく、時間をかけて土台を作り込むために勉強した1年でした。

この先のために土台を作り込むこともそうですが、短期的な時間軸からより中長期的な時間軸で考えることが増えました。今までは数ヶ月から1年くらいの時間軸で動くことが多かったのですが、より長い期間で考えるようになりました。長い間でも無理なく取り組めるように生活も整えはじめました。今までは平日も土日も関係ないような生活をしていましたが土日はしっかり休むようにするようにしたり、自炊や運動の機会を増やしたりしています。

まだまだ学ぶべきことが多いので、2021年もしばらくは「守」の期間が続きそうです。ただ2021年は、インプットするだけではなくアウトプットする場も積極的に設けていければと思っています。

また現時点では就職をせずに博士課程に進学することは考えていないので、2021年は学生最後の年として悔いがないように過ごせればと思います。

このご時世で人に会う機会が作りにくい年ではありましたが、オンラインやSNSでお世話になった方々ありがとうございました。また落ち着きましたら、ぜひ色々ご一緒させて下さい。


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