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こどもは、旅のパスポート

これから、我が子は、私一人の力だけでは会えない人に会わせてくれる不思議な力を持っている。
我が子を授かるから、産婦人科や小児科の先生や看護師の方たちに会うことができる。病気や体の発達について、我が子を通して、実体験として学び直すことができる。
我が子がいるから、子育て支援センターに関わる人達に出会え、そこに集うママ・パパに出会うことができる。子育ては、一人でするものではなく、手を抜いていいんだと気づくことができる。
我が子がいるから、幼稚園・保育園の先生、そこに通ういろんな年代のこどもたちや親と出会うことができる。こどもの成長に感動し、父親として成長させてもらうことができる。父母の会の役員なんかは、意外といい経験になる。
我が子がいるから、もう一度、小学校に通うことができる。
我が子がいるから、地域の行事に参加でき、地域の人と出会うことができる。

地域行事へのボランティアの参加「大根やぐらイルミネーション」

我が子は、私たち親を、いろんな人や経験に導いてくれるパスポートだと思う。よく、保育園などの父母の会(保護者会)の役員や小学校のPTAの役員などを、煙たがる人が多い。確かに、家事・育児・仕事をしながら、時間を調整し、役員会の会議や準備に参画することは、考えただけでも大変である。人前で話したり、仕切ることもストレスかもしれない。しかし、我が子がいるから、この経験が”今この時だけ”できるということもある。当然、得意不得意が人にはあるので、基本、自分ができることで参画すればいいと思う。無関心でいるのは、もったいないと思う。
私は、保育園の父母の会の役員を4年勤め、最後の2年は副会長1年、会長1年を務めさせていただいた。日程や時間の調整は大変だったが、保育園の先生方の想いや苦労さを間近で観ることができたし、様々な業種の保護者の方たちと知り合うことができ、自分自身の視野を広げることができた。また、会長の時は、様々な業種や価値観の方たちと、父母の会を運営していくことは、とても新鮮で刺激的だった。確かに大変だったが、終わってみて一番の感想は、「楽しかった!」。もう一回したいくらい!(笑)
うまくいったこともあれば、うまくいかなかったこともあったが、その姿を一番に見ててくれたのは、我が子たちだった。
研究などによると、父親の子育て参加におけるこどもへの影響について、こどもの「社会性」を育むことができるとある。
201301012A0004.pdf (niph.go.jp)
こどもたちの世界を広げる力が父ちゃんにはあると言える。父ちゃんにとっても、こどもはパスポートだけど、父ちゃんが、我が子の世界を広げるためのパスポートになる。お互いがお互いのパスポートとなって、新しい景色を見ることができるのではないだろうか?

自分ができることを!(byクリスマスパーティーのト・中居さん(トナカイ))

役員会では、「こどもたちのために」という言葉をよく使うが、時として、それが重く感じる時もある。親がまずは楽しんでいれば、こどもたちはそれを見て、楽しくなると思う。こどもだけでなく、大人も楽しんでいいと思う。言葉だけではなく、父ちゃんが楽しんでいる姿を見せることは、大きな意味があると思う。

本気やから面白い(保育園の運動会)

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