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ビジネスにおいては「Giveが先」の理由

今回はビジネスおいて、「Give(与える)が先」に理由についてお話をします。

一番の理由は、与える行為をすることによって、あなたが「信頼」を得やすくなるからです。たしかに「返報性」によって、顧客から受注を受けやすくなるという面もありますが、それは副次的効果に過ぎません。

心理学によると、信頼は「人間的温かみ」と「能力」によって8割判断されます。Give行為は、この「人間的温かみ」と「能力」を、同時に相手に示してくれるのです。

Give(与える)が「人間的温かみ」を示すというのは、比較的イメージしやすいと思います。母の日にプレゼントを贈る子供は、なんとなく優しいというイメージを持つでしょう。

ただ、Giveが「能力」を示すことにもなることは、忘れられやすい部分です。

特にビジネスにおいては、あなたの「能力」を示すことが重要です。たとえば、「ZOOMのバーチャル背景を500円で作ります」という商品を販売しようと考えているとします。このときにただ「私はイラストレーターです」と言うだけでは信用は得られません。本当にあなたにそれを作る「能力」があるかどうかが信じられないからです。

心理学において、「能力」を示す最も簡単な方法は、自分の実績を示すことと言われます。たとえばキャリアを示したり、「このようなものを作ってきました」と作品等を示すことです。

しかし、もっと自分の能力を示す簡単な方法があります。実際にバーチャル背景を作って配布することです。こちらは過去の実績を示されるよりも、圧倒的に説得力があります。どのような質のものを作れるかが、一目瞭然です。

つまり、Giveをすることによって、「人間的温かみ」と「能力」の両方を同時に示すことができるのです。

インターネットを使うことによって、このGiveは簡単にできるようになりました。Youtubeにアップしてもよいですし、ブログ記事にしてもいい。SNSで公開してもいいし、ダイレクトメールしてもいい。インターネットはGiveが、ほぼ無料でできるようにしたのです。

これはつまり、あなたの社会的信用を作り出しやすくなったということです。相手から信頼できる人だと判断してもらいやすくなるということです。

ビジネスにおいては信頼・信用が最も重要であり、それは「人間的温かみ」と「能力」によって判断されます。そして、この2つを同時に示してくれるのがGive(与える)という行為なのです。そして、Giveをするのにかかるコストは、インターネットを使うことによって、ほぼゼロとなりました。

ですから、ビジネスではGive(与える)を心掛けましょう。インターネットを使って、どんどんGiveをしていきましょう。

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