社会貢献活動でのマーケティングこそ、長い時間軸を視野に入れることが重要となる。

非営利団体では、「どうやったら、もっとこの活動が広がるのだろうか?」、「どうすればもっと支援者が増えるのだろうか?」と常に考えています。

しかし、非営利団体は有料広告を使えるような潤沢な資金はありません。

そうなると、必然的に無料での広報活動が中心となります。

無料での広報活動にはさまざまなツールがありますが、いずれも”時間が掛かる”のが共通しています。たとえば、Twitterである程度の影響力を持てるようになるには、少なくとも数ヶ月は掛かります。また、ブログで記事が検索されるようになるにも、3ヶ月程度は必要となります。

だからこそ、非営利活動における情報発信は、長期的に役立つ情報発信であることが望ましいのです。数ヶ月、数年先でも有益であるような情報発信が望ましいこととなります。

もちろん、短期的な情報発信が悪いわけではありません。たとえば、日々の活動報告などは大切です。自分達が行っている活動について、リアルタイムで伝えていくことは大事なことです。

しかし、たとえば、単なるイベント案内だけがされているような情報発信は、できるだけ避けたほうがよいでしょう。イベントの活動報告は、その団体がどのような活動をしているのかを知る手がかりとして有益な情報となりえます。しかし、どのようなイベントをするかの宣伝は、そのイベントが終わってしまえば、あまり役に立ちません。つまり、情報の賞味期限が短いのです。

逆に情報の賞味期限が長ければ、情報発信をすればするほど、情報が積み重なっていきます。具体的に言えば、検索されやすくなるのです。

ですから、できるだけ長い時間軸を念頭に、情報発信をしていくようにしましょう。情報を積み重ねていきましょう。

無料での広報活動であるからこそ、時間が掛かります。そして、時間が掛かるからこそ、情報の賞味期限は長くなければなりません。

数ヶ月、数年先の人々にも有益となる情報であるかを意識して、情報発信を行っていきましょう。

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