「いい人」が副業で商品を販売する場合の、「何を『無料』とし、何を『有料』とすればいいのか問題」の解決法

ビジネスの本質は社会貢献です。

ですから、「いい人」ほどビジネスに向いています。

しかし、「いい人」がビジネスをする場合には、さまざまな心理的障害があります。

今回取り上げるのは、「何を無料で出して、何を有料で出せばよいのか」というものです。

他のnote記事でも書いてあるとおり、一定の条件を満たした「商品」は低価格で出すのが望ましいと言えます。

しかし、有料の商品には購入者側のリスクがあるため、有料でのみ提供すると裾野が広がらなくなります。それを本当に必要としている人に、届かない可能性が出てくるのです。

しかし、無料ですべての情報を発信してしまうと、自分の発信している情報が無価値であるとみなされる可能性が出てきます。

やはり人は、自分がリスクを負ったことによって初めて、そのものの価値を見出そうとします。

無料で提供することによって認知が広がる可能性が増える一方で、有料でなければ信頼を得にくいというジレンマがあります。

ですから、副業で商品を販売する場合に、何を有料として、何を無料とするのかは、判断に迷うところです。

とくに「いい人」の場合、全ての情報を無料で配信したい気持ちになるものです。言い換えると、「いい人」は意識しなければ、すべて無料で提供してしまう方向に流れます。

ですから、何を無料で提供し、何を有料で提供するべきかは明確な基準を設けておくべきなのです。

この基準について、昔、あるコンサルタントから”無料情報は、有料情報を薄めて作ればよい”と言われました。たしかにそのとおりではあり、それを実践してきたこともありますが、やはりどこか後ろめたさは残ってしまいました。

そのような中、考えを深めてきた結果、”どうすれば、気持ちよく無料と有料を分けることができるのか”を見つけることができたので、その基準と具体的な方法について書きます。

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