クライアントの「目的」は、「状況」から生まれる。
ビジネスの本質は社会貢献であり、価値提供です。
だからこそ、ビジネスは継続的に発展することが望ましいのです。
そうなると大切なことは、どうやってその価値を届けるか。つまりは、マーケティングとなります。
ここで確認するべきは、「価値は、欲望・関心・目的に応じて立ち現れる」という「価値の原理」(西條剛央)です。つまりは、価値提供をするためには、欲望・関心・目的に応じることが必要となります。
そして、関心は「契機」(きっかけ)に応じて生じます。(契機相関性)
つまり、契機⇒関心⇒価値といったステップで、人の中に価値が生じるのです。
この観点がマーケティングにおいては大切です。
商品・サービスを提供する側は、クライアントの「状況」を把握しなければなりません。そして、さらにその「状況」から生まれる=それを契機して生まれる「欲望・関心・目的」を把握する必要もあります。
その上で、その「欲望・関心・目的」を達成する手段を「価値交換」にて提供するのです。
そして、このステップを繰り返すことで、マーケティングが進んでいくのです。
(1)クライアントの状況(契機)に応じて、目的(関心)が生まれる。
(2)クライアントの目的を達成する手段を「価値交換」によって提供する。
(3)(1)と(2)を繰り返す。
具体的に言えば、ツイッターでクライアントの状況と目的を踏まえた情報発信(価値提供)をすることで、フォローしてもらいます(価値交換)。そうすると、クライアントは一般的な情報を知ることができますが(状況)、より詳細な情報を知りたい(目的)と思うようになります。そこで、メルマガ登録と交換で、より詳細な情報提供を行うのです(価値提供と価値交換)。
出発点はクライアントの状況把握であり、そこから生まれる欲望・関心・目的の把握です。そして、それができたらその目的達成手段を価値交換によって提供するのです。
クライアントのために情報提供をするのは大切です。そして、そこに出し惜しみは必要ありません。しかし、ある程度の価値交換の仕組みを整えておかないと、マーケティングが深まっていきません。ですから、必ずそのステップは用意しておきましょうね。
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