ビジネスにおいて「差別化」、「強み」よりも大切なこと

ビジネスにおいて「差別化」や「強み」が大切だとされます。

これは確かにそのとおりです。

他のサービスとの何かしらの違いがなければ、クライアントが、サービスを購入する理由がありません。

そして、その「違い」は当然に、他と比較して自分の「強み」であるはずです。

しかし、「差別化」は必ずしも「強み」を生み出しません。他と違うからと言って、それが強みであるとは限りません。

「強み」があれば、それは「差別化」につながることは多いでしょう。しかし、「強み」が必ずしも「価値」につながるとは限りません。

私は18歳から15年以上家庭教師をしていましたし、高校志望校合格率は100%でした。これは私の「強み」を表していますが、それがパワハラ被害に遭っている私のクライアントにとって価値があるかどうかは疑問です。

ビジネスは社会貢献です。それはクライアントにとって価値あるものを提供することです。

ですから、もっとも大切なことは、クライアントに提供する価値を高めることです。「差別化」や「強み」は、その価値を高めるための手段にすぎません。「差別化」「強み」は目指すべき指標ではないのです。

クライアントにとって価値あるものとは、クライアントが望むものであり、自分は提供できるけれど、他者が提供できないものです。

自分が提供できて、他者が提供できないものが「強み」である事は間違いありません。そして、クライアントが望み、他者が提供できないものが「差別化」なのでしょう。

しかし、いずれにしてもそれだけでは足りません。「強み」も「差別化」も、それが購入する理由には直接的にはつながりません。

目指すべきは圧倒的な価値提供です。そのための手段として、それらがあるのです。

追い求めるべき指標は「差別化」でも「強み」でもありません。クライアントへの圧倒的な価値提供です。

すべてはクライアントのためであり、社会貢献のためです。だからこそ、「いい人」でないと、ビジネスはできないのです。

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