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レゴ®シリアスプレイ®メソッドはデザインシステムとデザイン思考、デザインプロセスで成り立っていると言えるのか。

こんにちは。やはり「同期」という言葉はいいですね。何年経っても仲間としての縁はつながり続きますね。本当に心動かされてしまいます。


そのままの世界の見方。

レゴ®シリアスプレイ®メソッドは組織のどんな場面でも活用が可能ですが、もっとも威力を発揮するのが戦略策定だと思います。以前にも書きましたが「絵に描いた餅」のような経営戦略をプレ実践する機会としてのレゴ®シリアスプレイ®は、参加者全員の視覚と脳を活性化させていきますね。

ではなぜ視覚と脳を活性化できるのか。それは実社会と同様のワールドをレゴブロックを使って表出することが可能だからです。当事者、ステークホルダー、利害が一致する/しない登場人物など数々のエージェントに囲まれることで目の前に広がる「そのままの世界」の見方が変わるのですよね。

データドリブンと集合知。

今日たまたまふたつの講義を聴く機会があり、そのなかでふたつの言葉に強く惹かれた。ひとつは「データドリブン」。自分自身をデータ化することにかけてはかなりの猛者を自負していますが、問題はそのデータを利活用する場面があるかないか。ないなら作る。それこそが重要なのだと考えています。

言ってしまえば経営もデータの集まり、集合知であり、その集合知が次の経営で活かされるか否かによって組織の未来に大きく影響してくる。レゴ®シリアスプレイ®メソッドは集合知から導き出した仮説を実証しながら理解を深めるのに間違いなく役立つ。確信を持つことができた学びの場でした。

デザインと人間らしさ。

さてもうひとつのキーワード。それは「デザイン」です。デザインというとどうしてもビジュアルの話に行ってしまいがちですが、ここでのデザインは造形活動と呼ぶべきかもしくは「計画とその表現」とも言ってしまえるのかもしれません。人の行動特性なんてその最たるものだとも思えてきますね。

レゴ®シリアスプレイ®は、参加者自らがデザインアーキテクトとしてレゴブロックで組み立てながら、計画とその表現に「人間らしさ」を加えていくことで、ここにいるすべての人の戦略思考を形にすることができる。このデザインという言葉を聴きながらそんなことを思い浮かべてしまっていました。

タイトル。まさにこれ。

レゴ®シリアスプレイ®メソッドのための言葉。

意外なことに7つの習慣のなかではデザインという言葉があまり出てこないです。唯一存在しているのが、第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」。すべてのものは二度つくられる、というフレーズは「データを貯める」「データに価値を与える」というデータドリブンとデザインを意識させる。

旅行に出るときには、行き先を決めて最適なルートを計画する。庭をつくるなら、植物をどのように配置するか頭の中で想像を巡らすだろうし、紙にスケッチする人もいるだろう。スピーチをするなら、事前に原稿を書く。都市の景観を整備するなら、どんな景観にするか青写真をつくる。服をつくるときは、針に糸を通す前にデザインは決まっている。

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣 人格主義の回復」
「第2の習慣:終わりを思い描くことから始める」すべては二度つくられる より引用

レゴブロック、LSPメソッドとアプリケーション、そして人中心設計。今回お願いした講演者さんが他の動画でも話していた「デザインシステムとデザイン思考、デザインプロセスは一緒になってはじめて効果を発揮する」は、まさにレゴ®シリアスプレイ®メソッドのための言葉にも思えてきますよね。

最後に。

レゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーター同期のつながりによって実現した今回の講演。そんな関係を愛でている。ありがたい話。LSPに対して、そしてデータ、デザインに対しての信念のベクトルが一致していることに誇りを持ちながら、これからも前に進んでいければなと思っています。はい。


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