令和の話

いよいよ平成晦日を迎えました。
学生時代は万葉集を専門とするゼミに所属しておりまして、令和は万葉集に典拠しておると聞いて万葉集界隈はにわかに色めき立ったものであります。

巻五の「梅花の三十二首」の序文をもとにしており、非常に品があってしっくりくる良い名前だと思います。

「平らけく成る」と書いた平成の御代ではありますが、未曾有の大災害の数々、インターネットの普及に伴うコミュニケーションのあり方の変化、大企業の経営破綻など、良し悪し取り混ぜて様々な出来事がありました。平成を生きた人々にとっては、決して平坦な日々ではなかったと思います。

令和の「令」は「優れている、素晴らしい」といった意味のことばです。「和」は万葉集では「やわらぐ」と読みますが、平和、柔和、調和の和だと私は思っています。

国家の安寧、皇室の安泰をお祈りするとともに、互いに手を取り合い、平和で、優しさにあふれた素晴らしい時代となることを、心よりご祈念申し上げます。


#神社 #神道

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