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パッションを追いかけて外資大手からスタートアップのデータエンジニアに!


はじめに 

2022年10月にナウキャストにデータエンジニアとして入社をした福井です!
現在はクレジットカードの決済データを用いて国内の足元の消費動向を捉える”JCB消費NOW”の開発に携わっています。

後ほど詳述していますが、私はナウキャストに入社する以前は外資系のIT企業で勤務しており、データエンジニアリング領域に対して持っていたパッションを追いかけて入社にいたりました。初めての転職であったこともあり、かなり悩んだ上で入社を決めたので、本記事では実際に入社にいたった経緯入ってみて感じていることなどを振り返っていきたいと思います。
同じような境遇の方に読んでいただき、少しでも興味を持っていただけたら幸いです!

転職のきっかけ 

前職では規模の大きい米国のIT企業でData / Operations Analystという肩書きで勤務をしていました。基本的にはBIツール等を用いたダッシュボード開発や、営業チーム向けのデータ周り全般のサポートをしていました。
大学時代は計量経済学を学びながら、その傍らで元々興味のあったSoftware Engineeringの領域も独学、授業やエンジニアの友人を通して趣味として学んでいて、Web Scraperを書いたり、Airflowを使ってパイプラインを構築してみたり、興味のある部分で個人プロジェクトに取り組みました。前職でもエンジニアリングのスキルを活かす機会は時折ありましたが、メインの業務ではBIツールやスプレッドシートが主な作業場になり、大きな組織なので新しい技術やプロセスが導入されることも稀であったため、徐々に物足りなさを感じていきました。趣味としてエンジニアリングは学び続けていましたが、入社して3年経過し業務も大半一人でこなせるようになった頃に、キャリアとしてエンジニアを志したい気持ちが芽生え始めました。

もちろん個人開発や趣味の開発は楽しみながら続けていたのですが、一人独学で開発をしていく中で以下に挙げているような”難しさ”や、”足りなさ”を感じ始めました。

クラウド上での開発経験

まず1つの例として、クラウドの利用があります。AWSやGCPなどのクラウドを使いこなすことはエンジニアのスキルとして非常に重要ですが、ビジネス要件もない中個人で趣味として小規模に触る範囲で学べることには、自分の知識量と力量では限界がありました。ビジネス要件を満たしたベストプラクティスなクラウド環境の構築の必要性や、規模拡大に応じて利用が必要になるサービスなどが多くある中で、個人の趣味で触っている中では正直なところ”ひとまず動けば良い”という考えがありました。よって実際に必要な知識やスキルを身につけている感覚はあまりなかったことを記憶しています。また、実務でクラウドを使用した経験は非常に大事になる印象も当時LinkedInやIndeedのJob Posting等から受けました。

チームでの開発

もう1つのポイントは、完全にソロプレイヤーである点でした。書いたコードを見るのは自分だけで、何かを学ぶ際もオンラインのリソースを使って学ぶか、似たようなことをしているプロジェクトのコードを読み込んで学ぶのが主な方法でした。自分のコードを他の人に見てもらう機会や、同じプロジェクトの他人のコードを見る機会がないことも少し足りなさを感じ始めた理由でした。
上記のようなポイントはオープンソースのプロジェクトに参画したり、フリーランスをすれば一人でも解消可能なのかもしれないですが、本当にこの道に進みたいのであれば思い切ってエンジニアとしての転職を目指そうと考え、転職活動を始めました。

入社の経緯 

ここで、入社にいたった経緯について時系列で見ていこうと思います。

1年目

実は転職活動は2回していて、1回目はどんなスキルがどんな職に求められているかを学び、良さそうなポジションがあればチャレンジしてみようくらいな気持ちでスタートしました。
その際は以下のような軸で調査から始めました。

  • 成長中で変化が起き続けている会社か

  • プロダクトの開発に携われるか

  • 自分のスキルの成長が見込めるか

  • 雰囲気的に自分のキャラクターでフィットできそうか

そんな中で、エージェントを介して2021年の夏にナウキャストに出会い、現場の方を含め様々な人と話す機会を経て、クレジットカードやPOSデータ等自分の身近なところで生成されているデータを扱える点や、モダンな技術スタックで開発できる点、社員の成長に力を入れている点に非常に興味を持ちました。ナウキャストが自分の求める環境である感触も得られたのですが、以下のような理由で断念してしまいました。

  • 現職で組織の再編成や職務のローテーションなどの変化が起こっており、もう少し残ってチャレンジをしてみたかった

  • フルリモートで非常に安定していた環境を去ることの不安があった (当時コロナが猛威を振るっていた)

  • 個人でも一応開発は続けられる (上述の問題点は残る)

  • エンジニアとしての実務経験がない中で飛び込むことへの不安感があった

2年目

再度チャレンジすることを決めたのはこの1年後のことでした。過去断念はしたもののDataOps Night等のイベントに参加したり、ナウキャストへの興味は引き続き持ち続けていた中で、1年前に面接やカジュアル面談をしていただいた現場の方に”最近どうですか”のようなご連絡をいただき、また会話を始めたのがきっかけでした。 ナウキャストはオンラインのプレゼンスに力を入れており、入社を断念した後も前述のDataOps Nightやnoteの記事などを何度も目にしていく中で、新しい技術を貪欲に調査し、採用して社内外に発信するといった技術に対する積極的な姿勢や身軽さを目の当たりにしたことで、自分の中でのナウキャストへの興味が再熱しました。ちょうどその頃前職でも大きな区切りがついて、1年越しにメンバーの皆様と話していく中で、今度は本気でジョインしたいという決心がつき、入社にいたりました。

1回目からの大きな変化は、自分の中の不安が解消されたことでした。現場の方と1回目の時も合わせて話す機会が非常に多かったため、チームの雰囲気の良さや自分のキャラクターで馴染めるかを確認でき、”あ、この環境なら馴染むことができそうだ”と確信が持てたことは大きな変化でした。技術的な観点の魅力や組織的な魅力は理解していたのですが、やはり初めてかつ大企業からの転職であったため、馴染めるかどうかの不安は大きな壁でした。しかし複数回会話を重ねることでこの壁は崩れました。
また、一度断念している身なのでそもそも受け入れてもらえるかも心配していたのですが、再度チャレンジする理由や自分のパッションを伝えることで、その部分は全く問題にならないこともわかりました。むしろ、会話を重ねることにより自分のスキルセットや興味と会社側で求めている要素を深く擦り合わせることができ、私としてもJoinした後にどんなことに携わるかが明確になっていたのは非常にプラスなポイントだったかと感じます。
結果的に入社して、想定通りカルチャーやチームにもフィットできていると感じています。

Join後にやっていること 

“JCB消費NOW”の指数開発

現在は“JCB消費NOW”というプロダクトの開発チームにアサインされ、プロダクトの改善や新要素の開発などを行っています。“JCB消費NOW”はクレジットカードデータから作成された国内の消費動向指数を提供しています。実際の経済活動が行われてから指数としての公開までのスパンが短いことや、様々な業種の消費動向を公開していることが特徴です。
上述の指数の開発に加え、私が元々パッションのあったData Engineeringに関わる業務にも広く携わっており、Join後はAWSをフル活用し、既存パイプラインの改修やプロダクトのチーム開発をフルスロットルでできています。私が転職をしてやりたかったことが実現できていると実感しています。
↓Join後、思ったより早い段階でコードベースに貢献し始めることができました(個人の所感)

Join後に感じていること 

カルチャーや雰囲気が良い

まずJoinして初めに感じたのは会社全体の雰囲気が良いなというポイントで、選考や面談を通じて感じていた話しやすさや、何となく感じていた雰囲気の良さはJoinしても変わらず感じています。
中々雰囲気の良さを言葉にするのは難しいですが、新しいメンバーがJoinした際に早く馴染めるようにする施策等もナウキャストやナウキャストの属するFinatext Holdings全体を通して上手く設定されていると思います
自分を知ってもらうための自己紹介記事を書いて社内全体で公開したり、「Fina-WAVE」という毎回違うゲストを呼んで業務以外の話で盛り上がるラジオ番組があったりと、人を知る機会が多く用意されています。会社の規模は違うとはいえ、前職ではチームや業務で関わる人以外で輪が中々広がらなかったのですが、ナウキャストでは入って数ヶ月で気軽に話せる人の輪がかなり広がっていることを実感しています。

こういった雰囲気があるからこそ、業務においても気軽にコミュニケーションを取ることが可能で、例えリモートワークであってもSlackのHuddle等を使ったりして、瞬時に円滑なコミュニケーションを取ることが当たり前になっています。こうした雰囲気や環境は働きやすいと感じる要因にもなっていると感じます。

主体性を持って行動すれば、いくらでもチャレンジできる

カルチャーとして自ら手を挙げて何かを始めることや、判断をして物事を推進するということは非常に重要です。これはそのような環境にいたことがない人にとっては大変に思えるかもしれませんが、もちろんチームのサポートを受けながら進められるので、決して入社後いきなり独立しなければいけないということではありません。
やらなければいけない事項が多くある中でも、興味がある技術や、少し自分のスコープの垣根を越えるようなタスクがあっても、手を挙げることによってチャレンジを後押ししてもらえる環境があり、非常に良いなと思っています。
私もチームにJoinした後は、技術やチーム体制の現状の改善点を共有して施策を考え、実際に取り込むといったことを自主的に行うことが既にできています。チームへの貢献も主体性を持って動くことにより早い段階でできるようになったと実感しています。

英語を使う機会が結構ある

ナウキャストには外国籍のメンバーがいたり、海外の投資家にフェイシングしているチームがあったりとグローバルな面もあります。日常的に会社の外国籍のメンバーと英語で喋る機会があり、社内のミーティングで英語を使う場面もあります。外資系だった前職よりナウキャストの方が日常的に英語を使っている現状に少し驚いたのを覚えています。

全員が成長に向けて努力している

ナウキャストに興味を持ったポイントの1つでもありますが、会社全体として新しい技術を取り入れ、自らのアップデートをすることに積極的な姿勢が感じられます。それは社内外への情報発信でも表れていると思いますが、現場レベルでも同じ姿勢を感じます。例を挙げると、各メンバーが学んだ事項を記事にして日常的に社内やソーシャルメディアで共有していたり、技術資格を取るグループを組み一緒に資格勉強に取り組んだり、積極的に成長を目指すカルチャーがあります。
これは、様々なことを学んでいる身としては非常に良い環境で、日常的に他のメンバーから知識を吸収してスキルアップできています。
また、私の前職のような大きな規模の会社とは違い、組織やプロダクトが常に変化・進化をし続けていて、新しい技術の導入や新機能の開発は早いペース・サイクルで進みます。これによって個人と会社にとっての成長機会がその度に生まれ、組織と共に成長している実感を得ることができています。

これから 

現状携わっているプロダクトへの貢献

まずは、現在アサインされているプロダクト開発に専念することが今後のプランですが、新機能の開発や機能改修だけではなく、開発環境の改善などにも力を入れていきたいと思っています。
開発環境の改善には、AWSの数多くあるサービスやTerraformなどインフラ部分を触っていく必要があったり、開発に使用しているPythonやDockerの深い理解が必要であったりと様々な成長機会が転がっていますので、積極的に自分でタスクを取りにいくことは続けていきたいと思います。
現在取り組んでいる開発環境関連タスクの例:

  • PipelineのWorkflowシステムの改修・改善

  • unittestの拡充

  • ECRとGithub Actionsを用いたCD(continuous deployment)の導入・拡充

また前職でのBIツール使用の経験を活かし、現在はBIツールの導入・検証プロジェクトにも携わっています。

今後のポテンシャル: データの魅力 

ナウキャストではいわゆる自社データというものを持たず、クレジットカード会社などのデータホルダーからデータを受け取り、生のデータを価値のある形に変えてデータの利用者に届けるといった、データのハブのような役割を担っています。

ナウキャストではビジネスが拡大するとともに、新たに扱えるデータのバリエーションが増えデータを扱うエンジニアやアナリストにとっては非常に面白い環境だと思います
私自身も、将来的には他のデータを扱うプロダクトチームにローテーションなどをして、違う種類のデータに触れる経験もしたいと思っています。

Wrap Up

最後まで読んでいただきありがとうございます。
ナウキャストでは積極的にメンバーを募集しているので、記事を読んで少しでも興味を持っていただけた方は是非カジュアル面談でお話しましょう!

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