【営業マンは教えてくれない】がん保険に加入する前に知っておきたい5つのこと【お金の勉強 初級編】:(アニメ動画)第430回

がん保険に入ることを検討している人もいるかもしれません。
しかし、最低限この程度の知識をつけた方がいいということをまとめました。

①「2人に1人はがんになる」は、本当だけど若い頃はなりにくい。
②がんの治療費は意外にかからない。
③高額療養費制度の難しさが保険人気に一役買っている。
④先端医療は最先端の医療行為という意味ではない。
⑤がん保険は特に北東アジアで流行っている。

まずは、①の説明から。
全体で見れば2人に1人はがんになりますが、もちろん若い人はなりにくく、歳を取れば取るほどなりやすくなります。
高齢者でがんになった人はよく聞きますけど、若い人でがんになった人って周りにほとんどいないのではないでしょうか?
実際にがんになる確率をデータで見ると、20代では0.3%ですが、70代では30%ほどです。(これはがんになる確率であり、死亡する確率ではないです)
特別な理由がない限りは、若い人は保険は入らなくていいと思います。

②がんの治療費は高いと思っている人は「がん治療費.com」というサイトで調べてみるといいと思います。
大体50〜100万くらいで済みます。
これくらいなら、自分で貯金してる方がいいと思います。

③高額療養費制度は、医療費がかかり過ぎた時に一部の払い戻しがされる、という制度です。
なので、がんの治療のために大金がかかったとしても、実際は50〜100万程度で済みます。

④保険の営業の売り文句として、「先端医療が受けられる」というものがあります。
これは、最先端の治療と誤解されることがあるが、間違いです。
先端医療とは、保険適用すべきかどうか検討中の医療行為。
それに良い治療は、どんどん保険適用になっているので、高額な治療費を出さなければいけないということはないです。

⑤北東アジアでは、3人に1人はがん保険に入っている、というセールストークがありますが、みんなが入っているから同じ保険に入らないといけないということはありません。
また、北東アジアの人が他の地域の人と比べてがんになりやすいというデータもないので、入っておいた方がいいということはないです。

まとめとして、こういった情報を自分で精査した上で入った方がいいと思ったなら保険に加入するのもいいし、いらないと思うなら断っても大丈夫です。
ただ、このような情報を知らずに入ってしまうと搾取され続けてしまうので情報感度は高く持っておきましょう。

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