見出し画像

アフリカツアー①(ケニア)

オリジナルワークショップ「感染症から考えるSDGs(アフリカ編)」の導入の内容です。

ケニア、エチオピア、ザンビアにみなさんをお連れします!という流れ。
(ワークショップでやった内容より詳しくなっています)

ケニアの国旗

アフリカの国旗は黒や赤、緑、黄色などの色が多く使われている印象があります。国旗にはその国の歴史や特徴が表されているので、まずは国旗をみていきましょう。

スライド9
中央の紋章は、サバンナの牧畜民マサイ族の楯と槍を組み合わせた図柄で、国土と自由を守り抜く決意を表している。黒は国民を、赤は独立で流された血と犠牲を、緑は草原が広がる大地と森林を、白い線は平和と国民の団結を表している。(東京都立図書館より)

ところで、ケニアの首都はどこでしょうか?

ケニアの首都 ナイロビ

スライド10

ケニアといえば、ライオンキングのような世界が広がっているイメージがあるかもしれません。もちろん、そういう場所もありますが、首都ナイロビは東アフリカで一番栄えていると言われ、高層ビルなどもあります。

世界都市ランキングにおいて、アフリカの都市ではカイロ、ヨハネスブルクについで第3位( 2014年) Wikipediaより

ジラフセンター

スライド12

ナイロビ郊外にあるキリンの保護・繁殖のための施設。キリンはアミメキリン、マサイキリンが有名だと思うのですが、ここでは特に個体数が少ないロスチャイルドキリン(別名ウガンダキリン、たぶんキタキリンともいう)が保護されています。僕もロスチャイルドキリンはここで初めて知りました。ロスチャイルドはアミメキリンと模様は似ていますが、膝(生物学的にはかかと?)から下が白いのが特徴。

スライド13

ここではキリンとキスができちゃいます。どうやったらキスできるでしょうか?

ここではキリンにエサをあげれるんですが、エサを口にくわえてあげるとディープなキスができちゃいます。貴重な経験でした。

ちなみにキリンは偶蹄目で、反芻動物です。
ウシと同じように、食べ物をもぐもぐごっくん、おえっ・・・ていうのを繰り返します。YouTubeにキリンの反芻の様子がわかる動画がありました。


ゾウの孤児院

スライド14

ここはナイロビにあるゾウの孤児院(シェルドリック動物孤児院)

SDGsの課題について考える①(ゾウの孤児院)

スライド15

どうしてゾウの孤児院があるのでしょうか?
このゾウのお母さん、お父さんはどうしたのでしょうか?

生徒の回答
・???(質問が悪かったのでしょうか・・・)
・見せ物にするために連れてこられた。
・事故とかで両親が死んで、助けられた。
・人に殺された。

大人だとゾウの孤児院から象牙・密猟とすぐに連想されるんですが、中学生くらいだとあまりピンとこない印象でした。
反省フォトランゲージのよくある手法、写真を見て思ったことをグループで共有しようの形式にした方がよかったかな
(今回の聞き方だと答えありきなので、広がりがなく面白くないと思いました。)

ゾウの孤児院のことをネットで調べるとたくさんの人が紹介していました。

1977年に設立されたシェルドリック動物孤児院。
ケニアの国立公園内において、密猟者に親を殺されたり、親とはぐれた子ゾウやサイを保護している施設。(Zooっと旅しよう!
密猟や干ばつなど、ゾウはさまざまな理由で親を失い、群れから取り残される。近年は人間が農地を広げ、ゾウの生息域と衝突することにより孤児となるゾウも多い。(VOICE

どんなSDGsの課題が考えられるでしょうか?

スライド17

「15.陸の豊かさも守ろう」

象牙をとるためにゾウが密猟され個体数が激減しているので、「15.陸の豊かさも守ろう」が直接的な課題だと思います。

象牙のほとんどが印鑑に使われているそうなので、「12.つくる責任 つかう責任」も関係してくるかもしれません。

お金儲けのために、禁止されている密猟をする人達もいるでしょう。

生活が苦しくて、家族を養うためには、子どもを学校に行かすために、そうするしか収入源がない人達もいるかもしれません。他に仕事があれば、それをするのに・・・という人たちもいるでしょう。

そう考えると

「1.貧困をなくそう」、「4.質の高い教育をみんなに」、「8.働きがいも経済成長も」も関係してきます。

野生のアフリカゾウは、この100年で3%にまで減少しました。
密猟されたゾウの牙は象牙として簡単に現金収入化されてしまいます。

中国が象牙の販売をやめて以来、日本は再び世界一の販売国です。
現在も80%の象牙はハンコとして使われています。

密猟者を取り締まるだけでは、ゾウを本当に守ることはできません。
アフリカゾウの涙ニャクエリの森共存プロジェクト

また、現地の人にとってゾウは害獣としてみられることもあります。
ゾウによる農作物被害や人身被害が深刻な地域もあるそうです。

ゾウの孤児院に芸能人のローラさんも来たそうです。エミレーツ航空とセスナで移動したり、高級っぽいホテルに泊まったり、すごくリッチな旅?さすがTiffany。
ケニアの北部と書いてあったので、ナイロビではない違うゾウの孤児院だと思います。

いま象は絶滅の危機に瀕しているのです。こうした現状と闘い、野生の象の保護活動に取り組んでいる団体「Save the Elephants」をティファニー(Tiffany & Co.)は「Tiffany Save the Wild」コレクションを通じてサポートしています。そして今回、実際に野生の象の現状やティファニーの取り組みを知るために、ローラさんがケニアのサンブル国立保護地区を訪問。(Numero TOKYO)

マサイ族の村

マサイ族はケニアやタンザニアなどに暮らす少数民族です。昔ながらの生活をしているマサイ族はかなり少なくなっているそうです。

スライド11

マサイ族の村に訪れるツアーもあります。たしか入場料20ドルくらいだったかな。マサイダンスや火おこしを披露してくれ、お家に招待してもらい、そこでアクセサリーなど押し売りされます。

ケニア2

ミッキーのTシャツを着ていたり、よくみると腕時計していたり、面白い発見もありました。ビジネスでこういう暮らしをしているのかな。オフの日はおしゃれをして街にでかけたりしているのでしょうか。

ネットなどに詳しく紹介されているので興味があればご確認ください。

マサイマラ国立保護区

ケニア南西部にある国立保護区。タンザニアとの国境を挟んでセレンゲティ国立公園と接する。面積約1800平方キロメートル。ライオン、チーター、ジャッカル、アフリカゾウなどが生息し、マラ川を渡るヌーの大群が有名。マサイマラ国立公園。(goo 辞書

国立保護区を入って一番はじめに見たのはヌーでした。

画像13

生まれて初めて野生のヌーをみたときは、ものすごく感動しました。

「え?え?ヌー??ヌーおるで。ほんもの??」

みたいな感じで、それがしばらくすると

「なんや、またヌーか・・・」

になります。慣れって怖いですね・・・

スライド3

サファリカーに乗って、国立保護区を走りながら動物をさがします。サファリパークと違って、そのへんに動物がいるわけではないので、見つかるまで時間がかかることもあります。ヌーやシマウマなどはすぐに見かけましたが、肉食動物はなかなかみつかりませんでした。

マサイマラで見られる動物のうち、ライオン、ゾウ、サイ、ヒョウ、バッファローのことを特に「ビッグ5」といい、これらがすべて見られるとラッキー!だと言えます。(たびこふれ
スライド4

肉食動物をみつけるコツは、サファリカーが集まっているところを探すことです。ライオンのまわりには何台ものサファリカーが集まっていました。

スライド5

マラ川にはカバがたくさんいました。動物園でみるカバはのんびりした様子が多い印象ですが、ここでは活発に動いていました。

カバは縄張り意識が強く、自分の縄張りに侵入してきた動物であれば、同種のカバはもちろんのこと、ワニ、ライオンのような肉食獣が相手でも果敢に攻撃を仕掛け、時には噛み殺すこともある。
NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版サイト

ケニアのことを調べると、詳しく紹介している人がたくさんいます。それだけ魅力のある素敵な国なんだと思います。


アフリカツアー②(エチオピア ダナキル砂漠ツアー)につづく。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?