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「こちらが本日の会議資料になります」

「え??」

市民権を得たかのように使われている「なります」

本来は変化を表します。

つまり、「前は〇〇だったが、今後は××になります」ということです。

例:台風の影響で△△線は運休となります。

これは正しいですね。本来は運行しているはずが、台風の影響で運休に変化したわけです。

しかし、一行目に書いた例だと変化は起こっていません。

にもかかわらず文末は「なります」。うーん。

使用している人は「です」をより丁寧にしている気分なのかもしれません。


みなさんも使っていないでしょうか。

もし使うべきかどうか迷う時は、「なります」と言いたい部分を「です」に変えてみてください。

「です」が成立するならば、「です」の方が正しい場合がほとんどです。

そこに「変化」が含まれているならば「なります」を使うといいということですね。


語尾の癖というのは人それぞれです。

いずれは「なります」が「です」にとって代わって主流になる日が来るのかもしれませんね。


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