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プライドって傷つくの?

あの人ってプライド高いから、すぐ怒るよね。

この言い回しって、よく聞きませんか?

私の感覚だと、なんか違うんじゃないかと思うんです。

「プライド」の前に「ちっぽけな」が付くのではないかと。

当人だけが他人より優れていると思い込んでいる
あるいは、勘違いしているのではないでしょうか。

ちっぽけじゃないプライドをお持ちの方は、こちらが結構ムチャなことを言っても怒ったりしません。それが本物のプライドだと思います。


本物はめったなことでは傷などつきません


無茶ブリしたり、弱点をつついても、こんな感じで返ってきます。

「なるほど!そんな考え方もあるのですね!」
「いいですね!私だったら出せなかったら案です!」
「確かに!でも、さらに、こうしたらもっとよくなりませんか!」
「ほほう!いいことを教えてもらいました!」
「え!それって、どういう点からそう思いました?」
「痛い所を突かれました。実はそう来るのではと思っていました」

一旦受け止めてくれるのです。
なんと素敵な答え方でしょうか!
正にマイナスを瞬時にプラスに変換できる方々です。
そして、常に謙虚です。

一方ちっぽけなプライドを後生大事に生きている人たちは、受け止めたり、受け入れることはなく、反射的に反発だけします

「そんなことは、言われなくてもわかってるよ!」
「そう言う君はできるのか?!」
「うるさい!もう、話しかけないでくれ!」
「だったら、代案を出せよ!」
「そんなに言うなら、お前がやってみろよ!」
「お前に言われる筋合いはない」

不服な様があからさまに態度に出て、周囲の人たちを困惑させるのです。
最終的に、周囲から取り扱い注意のレッテルを貼られてしまいます。

さらに、やっかいなことに、当人は「俺は才能がある」「周りはわかってくれない」「自分はいつも正しい」などと考えているのです。

挙句の果てに、こちらを無視したり、周囲の人を無下に扱ったり、反抗的になったりと、態度を硬化しながら殻に閉じこもっていきます。

社会に出ると様々な方々と関わります。
数をこなすうちに、「本物のプライドを持っている人」と、「そうではない人」は容易に判別できるようになります。

できれば「そうではない人」とは、関わりたくないものです。
しかし長い人生、そういうわけにもいきません。

なんとか回避する方法はあります。

そうではない人対処法:
そうではない人より立場や年齢が上の人を味方にする
本物のプライドを持っている人の真似をして受け答えする

この2つです。

私は幸か不幸か53歳です。
このような人たちと接することがあっても、向こうはあからさまな態度を示しません。
「そうではない人」たちは、小心者で人一倍周りの目を気にします。
そのため態度を取り繕うことに長けています。
だから表面的に年長者を敬う態度を取るのです。

なかなか難しいですが、世の中にはいろんな人がいますからねぇ。
うまくいなせるようになるには、場数が必要です。

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