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「ら」抜きことば

「れる」「られる」の使い分けをご存知ですか?

「れる」を使えるのは五段活用の動詞だけです。

「ら」抜き言葉の代表例である「見れる」はどうでしょうか。

「見る」は上一段活用です。

ですから「られる」を付けるのが正しい用法です。

「見られる」ですね。

このほかによく聞く「ら」抜き言葉には「出れる」「来れる」があります。

これらも確認してみます。

「出る」は下一段活用です。

つまり、正解は「出られる」です。

もう一つの「来る」はカ行変格活用です。

これも五段活用ではありませんから「来られる」が正解です。

別の記事でも書きましたが、言葉は常に変化しています。

「行く」から「行ける」という可能動詞が生まれたように、近い将来は「見れる」「出れる」「来れる」も可能動詞として認められるのかもしれません。

しかし現状では「ら」抜き言葉は文法上は間違っているとしか言えません。

せめて公共の電波では使わないでいただきたいですね。

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