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【福田 昌弘】 2019.06.09 Ironman 70.3 Cairns

昨年、初めてのミドルディスタンス(スイム1.9km バイク90km ラン21.1km)であったオーストラリアで開催されるIronman 70.3 Cairnsに今年も挑戦。
まわりからは「ニースでの世界選手権を狙ってるんでしょ?」と言われたけど、前週にはUCIグランフォンドの世界選手権もあるし、昨年ほどは練習してないので気軽な気持ちで。

そのため5月の練習量は
- スイム 7km
- バイク1074km
- ラン 76km
と少なめ。

スイムは昨年より速ければいいかな?
バイクは去年よりも低めのポジションで乗れているし、ディスクホイールを使うので2:20切りの予定。
ランは、前週 軽めに21.1kmを走ってみたところ1:38(4:40ペース)だったので、1:50程度を目標に。


スタートは6時半。3時半起きで準備して4時20分発のバスでスタート地点へ移動。
T1の準備をしたり、知り合いと話をしているうちにスタート30分前になっていた。

スイム

2018 44'40"
2019 42'26"

このイベントはローリングスタートで、各自がスタート地点を通過した時点からゴールまでのタイムで競うことになる。
そのためあまり焦ってはいなかったのだけど、スタートが遅くなるとバイクで抜く人数も増えて大変になるので、そこそこに前目でスタート。

ほとんど海で泳ぐことが無い自分にとっては、ケアンズの波は厳しい。
それでも去年に比べたら気持ちに余裕があるので、なんとかブイを捉えながらまっすぐに泳ぐことだけを心がける。
スタート前に使わせてもらったメイストームの?ウエットスーツ用ローションがいい感じ。久々に着るウエットスーツだけど、あまりキツさを感じることもない。
結果は去年より2分程度速くなったが、九十九里のときは34分台だったので練習量なりに泳力が落ちていた。
でも今年のテーマはベストエフォート、決して自分の出せるパフォーマンスの閾値を超えないように動くことなので気にせずに。
自転車で言えばL3ぐらいのパワーを淡々と出し続けること。

T1を終えてバイクへ。

バイク

2018 2:27'13"
2019 2:28'31"

このコースは北行が追い風、南行が向かい風、スタートして北に向かいUターンして南へ。そしてスタート地点をすぎてさらに南へと向かうので、序盤のペースが重要となる。
しかしスイムアップ後は思うように身体が動かない。かなりお尻が張っている感じで、無理して動かせば脚をつりそう。変な力をいれたりしないで柔らかく動かす。自転車で浜松へ2回行っていることもあり距離だけは乗っているけど、練習強度としては低かったのでパフォーマンスには結びついていない。思った以上にバイクを進めるのが厳しい。
2:20'で行くためのキューシートを作り、パイオニアのサイクルコンピュータCA600に入れておいたのだが、去年のペースからも遅れはじめたので見るのをやめた。とにかく我慢の時間。31kmのUターン地点までで昨年よりも2分遅れ。タイムを稼げる区間を無駄に使ってしまったが仕方ない…
ようやく身体が動くようになってきたので、ここからペースアップ。昨年よりも風が強くて自転車が前に進まないが、コンパクトなTTフォームを崩さないように気をつける。ナカガワのエンドワッシャーを入れておいたのだが、これが思ったよりもよくて高速な下りで自転車の挙動がつかみやすい。下りでアウトに膨らむ選手が多い中、TTバーを持ってペダリングしたままインベタで曲がってタイムを稼ぐ。しかし昨年+5kgの体重が問題で、下りで抜いた選手に登りで抜き返される。そして再び下りで抜き返すも平地でドラフティングされてを繰り返す。

実際には後ろにつかれても空気抵抗的には気にしないで走り最終的にはドラフティングしてきた全員をちぎってバイクを終えた。
予定のタイムには届かなかったが、結果的にはエイジではトップタイムでゴールできたので及第点。表彰式でも言われていたが、今年はコンディションが悪かったようだ。

T2では上下共に着替えることにした。


去年は座り込んで4'11"だったT2が6'37"に。トイレに行ったとはいえ、時間がかかりすぎなので、今後どうするかは考えなくては…

ラン

2018 1:54'02"
2018 1:50'45"

ランでも、とにかくベストエフォート。絶対に突っ込まないこと。
昨年は最初の5kmを飛ばしすぎて残りの16kmは瀕死の状態だったし、新宿ハーフマラソンもオーバーペースで走ったところ、あと3kmで失速して目標の1:30に届かず1:31'32"だった。
なので、序盤は落としすぎなぐらいで入って、余裕があるなら後半であげようと。
前日までは時折雨が強く降ることが多かったが、ランに入ると日差しが強くなってきた。
エイドステーションでは氷だけをもらって、口に含んだり顔や腕に当てたりして冷却につとめる。
5:08/kmではしりはじめて多少のペースの乱れはあったが、最後の1kmも4:48/kmへとペースアップに成功。
これは自分の中では大きな収穫で、トライアスロンでは初めて最後まで走りきることが出来た。


合計

2018 5:14'34"
2019 5:12'26"

表彰式後のロールダウンイベントでは、自分までニースで開催される世界選手権の権利がおりてきた。少し悩んだけど、まだ世界選手権に挑戦できるようなレベルではないので今年は見送った。
ボチボチをやっているトライアスロンではあるが、そのうち世界選手権にも挑戦してみたい。

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