【WEB広告】2020年上半期、トレンドの配信媒体5つ
こんにちは!WEBマーケティング大学、講師の木村です!
まず簡単にどんな人の記事なのか知っていただくため、自己紹介しておきます。
■経歴
・大手球団のWEBコンサル、大手企業のWEBコンサル経験多数
・WEB広告の運用アカウント600以上
・ライター歴10年以上、上場企業さまから寄稿依頼もあり
・WEBマーケティングYoutuberとしてYoutube活動中!
ということで久々の更新になりますが、今回は2020年上半期で良くご相談のあった「トレンドの配信媒体」を5つピックアップして紹介します。
トレンド媒体1:アドマトリックス
まず最初に紹介する媒体はアドマトリックスです。アフィリエイターなら名の知れている「フルスピード」が提供しているDSP広告です。
媒体の特徴としては、「IPアドレスを活用した配信ユーザーや企業の絞り込みに特化」していること。
例えば株式会社noteという会社で働いているAさんがいたとします。「Aさんが会社内でパソコンを使って仕事をしている時に転職広告を出したい!」というような場合に活躍できる媒体です。
特に不動産業界や投資、求人系の商材を扱っておられるクライアント様とのお話で出てきやすい媒体ですね。
最近のアップデートで「在宅勤務中のサラリーマン」など、情勢を見越した広告配信ユーザーの絞り込みまで対応しており、「絞り込み(業界では「セグメント」と呼ばれますが)の多さ」に定評がある媒体です。
トレンド媒体2:マイクロアド
次に紹介するのがマイクロアドです。
アドマトリックスと良く比較される媒体ですが、アドマトリックスとは異なる強みがあるため、その部分を紹介します。
マイクロアド広告の面白い点は、自社の顧客データを配信ユーザーの選定に使えることです。「UNIVERSE(ユニバース)」という形式名(商材名)ですが、例えば「自社顧客の中で休眠中のユーザーを掘り起こしたい」というニーズがあった場合に活躍します。
休眠中のユーザーは「しばらくサイトや店舗に来ていない」ということが多いですよね、なのでGoogleやYahoo!広告のりマーケティング(サイトに来たユーザーを追いかける広告)は配信出来ません。対象にならない可能性が高いからです。
そんな時にマイクロアドのUNIVERSEは役立ちますね。
それ以外にも「ガレージを持っているユーザー」への配信とか、女性が商品に「ときめいたタイミングで広告を見せる」とか。
他の媒体社には出来ない一風変わった切り口で配信する人の選別が行える媒体です。
トレンド媒体3:LINE広告
3つめに紹介するのがLINE広告です。昨年末のアップデートでこれまでの県単位配信から市区配信に、エリアが落とし込まれたことで、大きく需要が伸びた媒体ですね。
また、実際に配信した結果からGoogleディスプレイ広告並に1クリックの単価(CPCと呼ばれます)を下げることが可能で、費用対効果が高い媒体に変わったと思います。
特に1クリックあたりの単価は、以前は100円以上していて「ディスプレイにしては高いな。。。」という感想でしたが、現在は1クリックあたりの単価は30円~50円ほどとなり、以前と比べて半分以下まで抑えられるようになったのも、良く話に出てくるようになった要因ですね。
私は、「SNS広告で最近のオススメはなにかありますか?」と聞かれたらLINE広告と答えます。
トレンド媒体4:ロケアド
あまりまだ名前を知らない媒体かもしれません。4つ目に紹介するのはスマホのGPSなど、位置情報を利用して配信するWEB広告の種類。
ジオターゲティングと言われる商材を扱っている「ロケアド」です。
※ロケーションアド(アド=広告という意味)という商材名が略して「ロケアド」になっていると、以前媒体の担当者さんと会議をした際に説明を受けています。
スマホなどGPS情報を元に位置情報を利用して広告配信をする方法、ジオターゲティングは他の媒体社だと「最低出稿金額」と言って「WEB広告を配信するなら、最低でもこれだけはお金を使って下さい」という取り決めがあることが多いです。
一方、ロケアドはこの最低出稿金額が「基本ナシ」!凄い!!!w
不動産業界、求人、クリニック、整骨院、スクールなどなど。地域に密着しているビジネスをやっている方にめちゃくちゃオススメな媒体です。
トレンド媒体5:Youtube広告(動画広告)
最後5つ目がYoutubeを含む、動画広告です。この半年で非常に良く相談を受けるようになってきました。
ぶっちゃけWEB広告だけでなく、Youtube公式チャンネルを使った運用に関するコンサルやアドバイスの依頼をいただくことも多いですが、それだけ世の中の企業さまの意識が動画マーケティングに向いてきたのだと実感しています。
Youtube広告に限定して話をしますと、今年なくなる可能性があるバンパー広告(6秒の、スキップ出来ない動画広告)以外。
・インストリーム広告(動画の途中で配信されるスキップ出来る動画広告)
・インライン広告(Youtubeの検索結果上部に表示される広告)
・ファインド広告(Youtubeアプリのタイムラインに表示される最新の広告形式)
上記の中から、インストリーム広告が一番良く話に挙がってきており、企業から自治体のマーケティングやブランディングに広く使われるようになってきていますので、知らないと「遅れてるね」と言われる媒体だと思います。
動画広告の注意点として、良く相談される際に「Youtube広告から○件のCVがほしいです」と言われることがあります。
が、これは考え方がちょっと旧いです。
知っている方もいるかもしれませんが、WEB広告を含めたデジタルマーケティングはOMO(オンラインとオフラインを一緒くたにする)という考え方が主流になっており、WEB広告も
・「1媒体だけの成果を見る」=昔の手法
・「包括的にサイト全体の成果を見る」=今の手法
となっています。
なので、「Youtube広告から○件のCVが欲しい」ではなく。
「Youtube広告を配信したことで、自社にどんな影響があったのかを実験・検証・分析したい」という依頼が正解かなと私は考えています。
理由は、これだけ色んな検索媒体やアプリを使って情報を目にしている時代に「Youtube広告からのCVが多かったから、Youtubeが正解だった」とするのは軽率だからですね。
事前に別の方法で自社の商材に触れていた人が、たまたまYoutube広告を「最終地点にしただけ」という可能性も大いにあるため、データの包括的な分析が超重要になっています。
さいごに
以上で今回の講義は終わります!
今回は2020年の上半期のまとめとして、5月時点までに良く聞いた、相談を受けたり提案時に興味関心が高かった媒体を5つまとめてみました。
今回紹介した5つの媒体は良く引っかかるようになりましたが、それでも圧倒的に多いのはリスティング広告(検索連動広告とディスプレイ広告)です。
自社のマーケティングの段階や狙いによって、配信する広告を都度見極めていくことの方が重要です。
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