自由になるためのお願いは、相手の気持ちや出来ることを考えて頼もう

今回は、自由に生きるためには人の自由も大切にして、尊重することの大切さをお話しいたします。自分1人だけが自由に生きて、他人を蔑ろにしてはいけません。

自分自身を自由にするためには、数多くの人の助けを借りて過ごせていることを覚えておきましょう。自らの生活をやりたいように生きるには、多くの人の力を借りることになります。

なので、その多くの人のことを思いやりましょう。1番大切なのは、相手がやってもいいと思っていることと、相手が可能な助け方をお願いしているかどうかです。

まず、相手がやってもいいと思っているかについて。助けてくれる人がこちらを助ける意思があるかどうかがポイントです。やる気がない人に手伝ってもらうのは、相手も嫌なものです。

相手がしてあげようとしてくれることや、助けることが役目のことは、遠慮なく受け取っていいと思います。わかりやすいのは仕事で頼むことです。

仕事でやる人は、それが相手の役目です。その仕事に就いていることは向こうの自由で選んだことなので、やってもらっていいでしょう。向こうが選んでやっていることでもあるので、遠慮なくお願いしていいのです。

仕事の範囲のことは、向こうの役目としてやってもらって問題ありません。仕事を嫌々やっていても、それは相手の問題であり、仕事としてはやらないといけないことになります。

ただ、プライベートでお願いする場合は相手がやりたくないと思っているかもしれません。もしかしたら、ハッキリと断られることもあります。

相手が嫌がっているとわかっているのならば、無理強いをしてはいけません。また、断られたことをしつこくお願いし続けることもやめましょう。

場合によっては聞いてくれるかもしれませんが、それは相手がやりたいことではありません。相手の自由な意思を無視して頼み倒していることになります。

他人にものを頼むときには、お互いの自由な意思を尊重し合うことを大切にしてください。こちらがやりたくないことやできないことを手伝ってもらうのに、他の人の気持ちを蔑ろにすると、こちらのことしか考えない迷惑をかけていることになります。

また、相手にどうしてもできないこともお願いしてはいけません。向こうにとって仕事の範囲を超えるようなことを無理強いしては嫌われます。また、相手の守らないといけないルールや法律を破らせるようなことは絶対にダメです。

実は、知り合いの士業の人のお客さんにいたそうなのですが、お客さんが法律に違反することを知らずにその士業の人に法律違反をお願いしたそうです。

そこで「法律に触れるのでできません」とその士業の人は言ったそうですが、お客さんはさらに頼み続け、その人の家にまで押しかけの人を送りつけてきました。

ルールに反することはさせてはいけません。「ルール(法律)違反なのでできません」というのは、当然のことなのでやらせてはいけないのです。

別に法律違反でなくても、業界のルールや会社のルール、資格の範囲のことなど、できないことの決まり事はたくさんあります。

もちろん、こちらがそれを知らなければお願いしてしまうことはあるでしょう。ただし、「ルール違反だ」と言われたらそれ以上頼んではいけません。それは相手が守らないといけないことです。

また、物理的に不可能なことも、それを指摘された上でお願いしてはいけません。確実に失敗すると相手がわかっていることをさせたり、時間的に間に合わないことを頼んでしまうと、相手の迷惑になります。もちろん、こちらも欲しい結果を得られません。

ですので、相手から無理だと言われたことは無理だと判断して、それ以上依頼しないことです。

もし、どうしてもお願いしたい場合は、別のできる人を紹介してもらう手もあります。また、可能になるかもしれない代替案を考えたり考えてもらったりすればいいのです。

それで必ず解決するわけではないですが、試してみることはできます。ただし、相手にどうしても不可能なことは無理して頼んではいけません。

今回のお話は、相手のやりたくないことを頼まないこと。相手が守らないといけないルールを破らせてはいけないこと。

この2つを守った上で、自分が自由になることを目指して人にお願いしたいことを頼んでみてください。

相手を尊重すれば、きっと快く助けてもらえます。ぜひ、人といい関係でお願いをしてみてください。

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