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高校の部活について

私が高校の教員だったのは、2009年までかな。
(美ら島 沖縄総体2010の年から県教委でインターハイの準備)

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あれから、10年以上経過しているから、なんとも言えないけど、最近、ちょっと納得がいかないことがあったので、この話題を。

私がバレー部の顧問をしていた時は、できるだけ生徒の個人負担(お金)を減らすよう考えていた。
実際、生徒が好みのジャージ(プーマとか)をそろえるだけでもかなりお金がかかる。

学校から毎年、部費をもらえるけど、ボール等を買ったら終わってしまう程度のものなので(強化部指定等があれば別だけど)、ユニフォームを買うのなんてかなりハードルが高い。公式試合で交通費がもらえる大会の時は、交通費をもらって、それを蓄えてユニや必要なものを買ったりしていた。

最近、ビックリしたのが、ユニも個人持ちで、部でそろえているものを買うと全部で5~6万かかるとか…。プラス、シューズとか個人のものが必要な訳で部活するのに何万円かかるんだって感じ。

入部するときに、それだけの金額がかかると知ったら入部できない子供がいることとか、先生は気づかないんだろうか。
ただでさえ、高校入学時には購入物とか多いのに…。

これはうちの甥っ子(長男)の話。
「親が悪いけど、やめてくれる」って。
甥っ子も親もかわいそうというか。

スポーツまでも親の経済事情の影響を受けるとか、言葉がでない。

それも、その部活は強化部指定されているとかではなく、本当に普通の部活。強化部指定されていて、全国にも行くチームとかなら、みんなそれを承知で入学した訳だから、周りがとやかくいう問題ではないけど、高校に入ったら、中学時代にやっていた競技を続けようと思って、部活をのぞいてみたら、こんな状況って、何なんだ。





ここからは余談 笑

私は、県のベスト4常連(学校からも強化部指定されている)の学校で指導をさせてもらったり、赴任した年は同好会しかなくて、2年目に部活にしてもらったりといろんな体験をさせてもらった。

普通の学校で難しいのは、競技スポーツとしてのバレーボールをしたい生徒と、生涯スポーツとしてのバレーボールをしたい生徒がごちゃまぜなこと。ベスト〇に入りたいと思って取り組む生徒と、かたや勝ち負けはどうでもいい生徒を一緒に指導をするのは、本当に難しい。

かたや、強化部指定されている学校に行けば、勝つためなら何をしてもいいレベルの親もいて、これはこれで大変。ストレスが半端ない 笑


これから部活がどういう方向に動いているのか、注目しているけど、この問題はなかなか難しい。
総合型クラブに生徒の要望にこらえられるような指導者はなかなかいないし、体育学部等を出て、指導をしたい若い人たちはたくさんいるだろうけど、その人が生活できるぐらいの給料を出せるわけでもない。

…いつかまたバレーボールの指導をしたい。


日出暘谷高校時代、バレー部の生徒と参加したごみ拾い。
昔から、SDGsに取り組んでいます 笑

参加賞