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息子が帰ってくる!さあから揚げを作ろう!

記憶に残る母の味

「息子が帰ってくるから大好物の唐揚げを作ろう」
とか
「実家に帰省すると母が唐揚げたくさん作って待っている」
なんていう話は、母と息子のありがちなエピソードとして、よく耳にする。息子たちが育ち盛りの中高生の頃は夕飯に弁当に唐揚げはよく登場した。食べ盛りの胃袋に鶏肉はお財布にも優しかったし。大学で親元を離れた子どもはそこで母の味がストップしているから、お袋の味=唐揚げになるのも頷ける。

いとう家の母の味とは?

さて、高校を卒業しても、大学行っても、社会に出ても母親の周りをウロウロしている我が家の息子たちのお袋の味は何なんだろう?と気になった。
チビは
「言えば何でもでてくるしな」
といい
長男は少し考えてから
「みそ汁かな」
と答えた。
チビはともかく、スルーすると思っていた長男が会話に参加してきたのにびっくりしながら、そういや、離乳食から普通食になったあの頃から毎食ほとんどみそ汁は作って食べさせてるなあと。

1万回作ったもの

365食×30年=10,950回
約1万回私はみそ汁を作っているらしい。
それが、長男の食の記憶、母の記憶として刻んでいるのかと、ちょい感慨深かった。
私のみそ汁は、具沢山で文句を言われる。
だけど、私らしい料理として記憶を刻んでいる。
「他でお店以外でみそ汁を飲むことがないからわからんけど、おかんのみそ汁はおかんだけのみそ汁だと思う」
とも言われた。
そばで聞いていたチビも笑いながら頷づいていた。
目の前のみそ汁をすすりながら。
多分これからも作り続けると思うけど、

どうせなら、もっと記憶に刻みたい

そんなこと言われたら、年が明けたら来年は味噌も仕込もうかななんて思ってしまう。
体にいいとか、そんなことではなく
楽しそうに台所に立つ背中も味の記憶と共に焼き付けておきたい。

生活費にとらわれない仕事の仕方をもうそろそろやれてもいいんじゃね?

あああ。お金のことは息子たちにバトンタッチして
来年から、息子たちや、友人たちに遺言を残すように動画を撮ろうかなあ。んで、カーチューバーKa-Tuberにでもなるか(笑)

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