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すえちゃん
9月末で、朝ドラ「らんまん」が終わった。
私は、土曜日のまとめ放送をときどき見る程度だったのだけど、主人公には、植物に対するひたむきさを常に感じた。
そしてさらに、私が気に入ったのは、妻のスエコの描かれ方だった。作品では、夫(牧野富太郎)は、植物に没頭して、生活費がままならないこともあったようだ。しかし、スエコは、忍耐に走るどころか、明るく潔く、試行錯誤しながら自らを活かす手法に出た。
私には、その姿は、とても輝いていて、時代を問わず、自立的で美しい女性像に映った。
あいみょんの作ったテーマ曲「愛の花」も気に入っていた。
言葉足らずの愛を 愛の花をあなたへ
涙は明日の為 新しい花の種
特にここが、相手への愛おしさにあふれていて、素敵だと思った。
決して楽ではない思い通りではなくても、自分の運命を受け入れ、自らを客観視してできることをする。自分の可能性は自分で拓く。
すえちゃんは、美しい女性だった。
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