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カラオケ

先日、音楽家の友人とカラオケに行ってきた。まねきねこで昼まふというありえない格安キャンペーン目当てであった。昼まふとはオープンから21時までソフトドリンク飲み放題付きで1人300円プラス税で歌い放題というとんでもないサービスプランである。平日限定、学生グループ限定という制約があるが、卒論を終えた僕たちにはもってこいのプランだった。

この情報はたまたまTwitterで知ったので、ほんとにやっているのか不安だった。店内に入ってもそれを知らせる張り紙はなかったので余計に心配だった。だが、時間を聞かれた時に昼まふってできますか?と聞いたらいけた。安心した。

結局、12時半から入って21時まで2人で歌っていた。会計はほんとに2人で660円だった。すごすぎる。

カラオケに行くのは1ヶ月振りだった。東京で高校時代の同級生と感動の再会を果たし、雄叫びをあげあったあの日以来だった。
マジで感謝しながらマジで感謝!を歌ったり自由に歌っていた。

晩ごはんに近くのスーパーの4割り引き弁当を食べ、一息つきながらカラオケの機械を眺めていた。普段はダムを使うことが多いのだが、この日はジョイサウンドだった。
眺めていたら、おもしろそうな機能を見つけた。ドキドキ採点ムービーという機能だった。歌っている途中途中で得点により流れているグラドルの人の映像が変わるというものだった。高得点だと最後にご褒美ムービーがあるらしい。
普通のカラオケは一段落していたので、こちらの機能を試すことにした。
友人が歌い始める。1つめの分岐点。アップした。画面には素晴らしい光景が広がっていた。その後も、ステイし続けて最後まで幸せな映像を見ることができた。
次は僕の番である。お返しに最高な映像を見せなければならない。曲を設定して映像を見る人物を選択しスタートする。歌い始めて分かったが、歌っている時は基本的に歌詞をずっと見ているので周りの映像はあまり視界に入ってこない。きっと友人も歌っている時はあまり見れなかったはずだ。ならば僕が素晴らしい光景を見せてあげるしかない。もう声は掠れかけていて高音なんて出なかったが魂で歌い終えた。なんとか最高の映像を見せることができた。

その後、僕らは1時間近く貴族の遊びを続けた。半分以上は同じグラドルの人の映像を見た。めちゃくちゃかわいかった。家に帰りSNSをフォローしたのは言うまでもない。
搭載されていた映像は少し古いものだったのでそろそろ更新されることを願う。

とても価値のある300円の使い方だった。昼まふが今後も続くのか分からないが、終わる前にまた行きたいものである。次回からはダムにするかジョイサウンドにするかという非常に悩ましい問題ができてしまった。

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