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呪いに打ち勝つ知識

こんにちは、雅子です。今回は、前回に続き、捨てにくい小物の続きです。

これは一つ一つは小物ですが、スイミーのように集まるとなかなかの大物です。さあ、何でしょうか?しかも季節の一定期間にしか使いません。

普段は押入れでスタンバっている人たちです。出すのも仕舞うのも、手間がかかる物です。男性はあまり小さい頃は、出し入れに関わったことはない人もいるかもしれませんね。

さあ、想像できましたか?

年々小さくコンパクトになったとはいえ

本体を始め、小さい小さい小物、土台、仕舞う箱の多さ。しまい方の面倒臭さ。よくぞこんな立派で、場所のとる人たちを持ってきたのか。

そう、雛人形七段飾り!お雛様、お内裏様、三人官女、五人囃子、右大臣、左大臣、仕丁の3人。人形だけで多い!

私の時代は田舎の一戸建てだとこんなのも珍しくなかったんですよ。これにお雛様の嫁入り道具屋、お祝いの食べ物などを模した小物の数々。シルバニアファミリーなんて目じゃないぜというほどのグッズの数々。またこれが、大体飾っても1ヶ月。しかも3月3日を過ぎたら、さっさと片付けないと、嫁に息そびれるという呪い?というか、言い伝えまであるという。

そもそもは平安時代からのお飯事の名残だと思いますが、(詳しくは専門家の説明をググってください)今の雛飾りがコンパクトになったのがよく分かりますね。六畳の部屋に、段飾りという階段状の土台七段。幅と広さを取りましたし、その全部を畳んで、箱に納め、仕舞う。この一連の昔の母のつらさ。本当に申し訳なかったなあと思います。そりゃ年々小さくなり、今ではガラスケースに収まっているのも、肯けます。

嫁に行ったら、どうするの?

子供や孫に譲ったり、引き付いたりすればいいと思いますが、大抵の助言には「人形」(ひとがた)として持ち主の厄災を代わりに受けてきたので、譲らない方がいいとなっています。

きゃーこれは持って嫁入りするのねーいやー無理ー!!私も無理でした。今の自宅を建てるまでは、マンションでしたから、実家に置きっぱなしでした。大抵そうだと思います。閉まったまんま、忘れるんです。

しかし引き取る時がきました。私の両親が、私の兄弟と同居することになり、引っ越すことになったのです。

私のために買った雛人形ですから、私が受け取らねばなりません。いったん引き取り、何年かは飾りましたが、とうとう疲れてきました。うちは息子なんですよ、簡易でも兜があるんです。簡易でもなかなかの箱の数なんです。

そこで調べて出てきたのが、それ専門のサイトでした。

人形供養・・・雛人形や日本人形などや向いぐるみなどを引き取り、契約しているお寺に置いて拝んでもらい、お焚き上げにより燃やしてもらうというもの。送る箱の大きさによりますし、受け付けるサイトにもよりますが、私の場合はお布施と郵送料で6千円くらいでした。

サイトにもよりますが、箱の大きさを選び、その箱には入るだけ入れれば良いようです。雛人形って、あまり重くはないです。

ただ人形より、台座だったり、小物や人形以外の何かしらの量のほうが多いですね。そこはエコのためにも、自分で持ち込み処分をした方がいいと思います。それか少しずつ分けて処分した方が、御近所の手前、変にチェックされないので、いいかなと思います。私は処理センターへ、分別して出しました。持ち込みは中身が詮索されません。あくまで「素材」を聞かれるだけなので。

最近はぬいぐるみの買取も店によっては、衛生上買取してくれないこともあります。大事にしてたけど、その気持ちは反映されないので、残念ながら。多くはメルカリなどで、まだ新しいうちに出すか、ゴミとして処分するか。

そういうぬいぐるみもこういう人形供養のサイトでは受付てくれます。日本人形やぬいぐるみは、飾りますが、あまり飾りすぎると人の気を吸うので、よくないらしいです。お気に入りいくつかにした方がいいようです。

お焚き上げが実行されると、「何月何日に、なんとか寺院でお焚き上げされました」と手紙がきます。これで、呪いも怖くないですね。精神的にもホッとできます。

それ以外に私が試みようとしたのは、「人形供養をしているお寺に持ち込む」ということです。それでも、人形本体だけでしょうから、いろんな小物は、やはり少しずつ自分で分別して処分しなくてはいけないのでしょう。

呪いの正体は人形ではない

高価であったり、気持ちや念が入っていたりするものは、おいそれと処分がしにくいという話でした。

これから購入を考えている方は、慎重に選んでください。そしてお祝いをした後は、相手に所有権が移動しますから、「せっかく買ってやったのに、なんて奴だ。罰当たりな。」とかは思わないことです。

一つ世代が上の私(49)の親世代だとそういうことを思い、子供や孫にせっかく買ってやったのに、とか「アレ、どうした?」とチェックをする人がいるようですが、気持ちよく受け取ってくれたら、後は忘れてください。

そうしてあげなければ、「捨てられない人間」を増やしてしまい、ゴミ屋敷を増産することになります。物は大事にしましょう。

でも御役目が終われば、適切な処分方法で、しかるべき時期に処分する。相手にベクトルを向けた呪いはかけないでください。「忘れる」「捨てるための相談に乗る、協力する」を心がけてみて下さい。

今日も最後までお読み下さり、ありがとうございます。



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