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『Vai Gash / Steve Vai』リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.In The Wind
噂に違わず非常にシンプルな作り。ギター・ソロで爆裂することもなく…そのまま終了系。全く印象に残らず。

2.Busted
おっ、シャッフル来た!(ちょっと期待)
んー、不完全燃焼感満開なソロ。音だけ聴いてたら、絶対にVaiが弾いてるとは思わんはず。

3.Let's Jam
既に「このまま何事もなく終わって行く」予感しかない。ギターの音はカッコイイ気はするけど、元々、そこまで個性的なサウンドか?と言われると、やはり、あのプレイあってのVaiっぽさであって、ここまで何の変哲もないプレイやと全く印象に残らないと感じざるを得ない。ギター・ソロも何事もなく過ぎ去ってしまった。

4.Woman Fever
まさかのストレートなブルース。最早、何でこんなアルバムを作ったのか「???」としか考えられないモード。ソロも、ずっと御本人が言い続けて来られた「こういう風には弾きたくない」という典型的なブルース・スタイル。

5.She Saved My Life Tonight
以下同文、くらい印象に残らない曲。

6.Danger Zone
(以下同文( ry)

7.New Generation
敢えてこんなに素っ気なく弾いてるのかな?ヴィブラートとかも、ホントに味気ないプレイ。

8.Flowers Of Fire
これはちょっとVaiっぽさを感じられる曲。でも、ミックス含めたトータルの仕上がりはデモ・レベルというか何というか。

これがバイカーの音楽やねん!と言われたら、バイクに一切乗らない僕には理解出来なかっただけ、としか言いようがないけど、少なくとも「Steve Vaiが作った / 弾いた」感は皆無。リリースする意味、あったんか?っていうか、誰がSteve Vaiにこういう音楽を期待しているのか。。。

『Sex & Religion』の頃に録音した、とのことなので、別にレイドバックしてたわけでも何でもないやろし、「多くの人が僕が作ることを期待していたし、作ることを望んでいたアルバム」て言われたら、嫌でもVaiらしさを期待するのが人情ってもんでしょう。これを絶賛する人がいるんだとしたら、何が良いのか?を聞いてみたいと感じるほど、僕には何も感じられなかった1枚でした。残念。

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