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『Six / Extreme』リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.Rise
先行MVで見てた曲。ギター、デカい…のは今に始まったわけではないか。
Extreme=ファンキー、というイメージの人からはマイナス評価もあったっぽいけど、僕は好印象。

ソロはフェイザー掛けてる?からの、ミュート&ハンマリングのフレーズ。

全体的にiPadでMV見てた時よりもロー寄りの音像やと感じてたけど、ギターの音がメッチャ低域出てるのが、ソロの時によく分かった。これを「太い音」と表現するのか否か。

2.#Rebel
これも聴いてた曲。この手の3連系の曲ってなかったかも?

んー…バスドラのアタック音、気になり出したら嫌かも。

これもフェイザー掛かってるんか。掛け出すとないと寂しく感じるんよね、揺れものって。ストレートな音で弾いて欲しいと感じて来てる。

Extremeっぽいか?と言われたら極めて微妙やけど、『III Sides〜』から30年経ってるわけで。

3.Banshee
これも公開されてたっけ?曲調もサウンドも、こういう感じなわけね、今作は。

一時期、『Pornograffitti』の忙しないバッキングが聴いてて疲れる、と感じてたことがあったけど、この音作りは違う意味で疲れて来そう。

4.Other Side Of The Rainbow
と思ったら12弦アコギの曲が。この曲のMV見て、アルバム買うのが凄い不安になったんやけど、こうやって並べて聴くと(今のところ)許容範囲内か。

アコースティックが嫌というわけではなく、『Waiting 〜』以降の曲調になるのが嫌だった。前作は今も買って聴いてないし。

エディ云々て思いがあるんか知らんけど、ヌーノにはストレートな音でソロ弾いて欲しいです。

5.Small Town Beautiful
ここから初めて聴く曲、と思ったら、続けてアコギか。この先、嫌な予感しかして来ない。いや、別に曲が悪いわけではないけど、求めてるモノと違う、というか。

デュエット形式、か。30年前やったらもっと萌えたかも。

ソロ、フレーズ自体は考えられてて凄く良いと思うけど、コンプ感というか変なアタック感というか、音が好きになれない。

7.The Mask
またシャッフル系?

ベース、カッコいい。ので、過剰なロー満開な音作りにして欲しくなかった。昔みたいなラインがハッキリ見える音の方が好みです。

8.Thicker Than Blood
音像こそ違うけど『Waiting 〜』に入ってそうな曲調。なんか、こう、新しくない。それが「変わらない素敵さ」ではなく「変化出来てない」感じがして来るのが悲しい。

別にリズム・ループ使うのがアカンわけでもないと思うけど、「今更?」感を凄く感じてしまう。

9.Save Me
裏返るリフ・パターン。気のせいか、ノイズ処理の為の波形編集が甘い?とか感じてしまう自分が嫌になって来るけど、それくらい激歪みなんは間違いない。で、極端にロー出てる。好きな音ではない。

10.Hurricane
またデュエット来た。何が悪いわけではない。望んでたのと違うだけ。悲しくなって来た。

11.X Out
シンセが悪いわけじゃないし、曲が悪いわけでもないと思う。が、「望んでたのと違う」=「いい意味で裏切られた」感もない。中途半端なインダストリアル系にしか感じない…てか、インダストリアル系が流行ってたのって何年前よ?!

12.Beautiful Girls
全体的にアメリカンな作りであれば、また印象が違ったのかも?やけど、「何で入れた?」としか感じない。

13.Here's To The Losers
結局、『III Sides〜』までの曲調は1曲もなく最後の曲。だからといって新しいわけでもなく、終始、中途半端な印象だった気がする。

期待が大き過ぎたのか何なのか、先行公開されてたMVの印象は悪くなかったのに、それを超える曲はなかった。未だに、手なりで適当なフレーズ弾かずに、ちゃんと構成されたソロを弾いてるのは素晴らしいと思うけど、最後まで音が好きになれなかった。「ヌーノの音」って明確なイメージがあったか?と言われると微妙な気がするけど、これだけ違和感あるということは、結構明確なイメージがあった、ということなのかも。

過去の延長線上にないのがダメというわけじゃないと思うけど、それが悉く新しい感じがしないし、何なら20年以上前の流行の焼き直しみたいに感じるのは凄く悲しかった。

来日公演、レッスン日と重なって行けへんかったけど、無理して行ってたらもっと悲しかったかも知れないので、それはそれで良かったのかも、とすら感じてしまった。

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