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『1985 / TALAS』 リスニング・パーティ・レポート的レビュー

1.Inner Mounting Flame
ベースとギターの定位感…普通のバンドやったら有り得へんけど、ビリー・シーンならこれもアリか。もうちょっとフレーズの輪郭が明確に聴こえると嬉しいんやけどなー、ベース。

んー、ドラム・サウンド、もうちょっと何とかならへんかったんか?特にバスドラ。

粗いっちゃあ粗いけど、Mr.Bigよりも全然ロックしてる印象。

2.I'll Take The Night
これ、聴いたことあるような気がするけど、気のせい?
※『The Talas Years』には未収録だったので、気のせいみたい。

実はCD買う前にサブスクで何回か聴いてたんやけど、その時は気付かんかったドラムのgdgdさが気になって来た。そのうち慣れるのか否か。

ギター・ソロの時、バッキングが入ってないのはカッコイイね。

キャッチーという表現は褒め過ぎな気もするけど、イイ曲。

3.Crystal Clear
これは知ってる!『Talas Years』に入ってた。

しかし、こんだけ歪んでんのに「キュッ」て聴こえへん不思議。

4.Don't Try To Stop Me Tonight
相変わらずバタバタなドラム。フィルで一々突っ込むんやな。あと、金物系が煩さ過ぎな印象。

5.Do You Feel Any Better
これも知ってる!『Talas Years』、曲覚えるくらい聴いてたってことなのか。

6.On The Take
ベースのリフがビリー・シーンっぽいなーと感じると感じるけど、ギターももうちょっとタイトに合わせて欲しいのが正直なところ。

7.Come When You Call
ギターのカッティング、ありがちなタイム感やけど、結構聴いてて辛いな、これ。

Bメロで動くベースはカッコイイ!

8.The Power To Break Away
イントロから全開なベースが素晴らしい!アウトロのドラムとのユニゾンも素敵!

9.Black And Blue
バラード調でも構わずベース=爆音なミックス。それでも煩くは感じないのは、フレーズが音楽的だから、だと思われ。

10.Close To The Killer
これと言って特筆すべき感じもなく曲が終了してしまった。いや、ベースは素晴らしいです。エンディングの、どう考えてもやり過ぎなベース・ソロも含めて。

11.7IHd H
独演のベース・ソロ、キタッ!…いや、ダビングされてるやん。
そして、まさかの若干のキレの悪さが?!大問題ではないんやろうけど、少なくとも初期Mr.Bigまでの印象とはちょっと違うニュアンスを感じる所があったのは確か。

12.Don't Let Me Be Misunderstood
日本盤ボーナス・トラックのカバー曲。それっぽい=オリジナル曲とそんなに違和感ない仕上がりではあるかな。ゲイリー・ムーアのVer.が元になってる、とか(<ライナーノーツ参照)。あの有名なフレーズをギターのダビングではなく、ベースとギターでやってしまうところが ◎

というわけで、歌はさておき、ビリー・シーンと他のメンバーの力量の差があからさまに出まくってる印象のまま聴き終えてしまった。

サブスクだったか先行のMVだったか、第一印象は「相変わらずなB級感」やったけど、これはこれで独自の世界観があるし、決して「名曲!」とは言えへんけど「好きな人は好き」とも言える作風ではある。それは昔のTalasも同様。僕は改めて聴いて、こういうのも好きな自分を発見出来ました。

この流れで『Eat 'em And Smile』を聴いてしまうと何もかもが違い過ぎるけど…TalasはMr.Bigよりもロックしてる、と感じた1枚。

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