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エバーピュア漏水対応
─── は? ぽた? え?なんだ?どこから?エッエッエッ・・・エーーーーッッッ?!
気がついたのは2018年10月15日(月)のこと。浄軟水器エバーピュア社のハイフローシステムから・・・まさかの漏水。
白いシーリング剤が施された継ぎ目から、じわりしみ出ていました。水というのは漏れると本当に厄介で素人ではまず止め切れません。驚きましたし、最悪は数日休業しなければならないので、即刻メーカー殿に連絡をとって対応をお願いしました。
写真(⤴︎)に写っている白くかすれて下に伸びた筋が漏水の跡で、「3時間で5mlあるか、ないかほどの漏水量」と当時メモしていました。ぽた、ぽた、ぽた。じっと見ていると初期の雨漏りのように水が滴ってきます。
メーカー担当者の人の話では「毛細管現象のように非常にちょっとずつ漏れているんでしょう。突然大量に漏れてくることはないはずです。」という見立てで、突然シーリング剤が破断することはないと言いたかったのだと思いますが、こちらは気が気ではありませんでした。とりあえずペーパータオルを充てがってしのぎました。
とはいえ結果は担当の人がいった通りで、対応してもらった3日後の10月18日まで漏水のペースは変わらず、店の営業には支障がない度合いのしみ出しにとどまりました。
診断としてはシーリング剤の不具合というか、非適合というか。アメリカ製のこの浄軟水器は製造もアメリカで、もちろん継ぎ目のシーリング剤もアメリカ製。日本とは剤の規格が違うそうで日本の水圧に耐えられなかったのでしょう、という話でした。メーカー殿が強調していたのは、そうはいってもこの事例はレアケース、稀です、とのこと。メーカー殿の社内で事例は共有されていた様子で既知の事象であった印象も受けました。
実際の対応も、すでに分かっている手順を迷いなく一直線に進むようなスムースさでテキパキと。ハイフローシシテムのヘッドユニットを架台から取り外してすべて分解・清掃。日本製のシーリング剤で継ぎ目のシールをやり直してくれました。
ぼくを知る人は、ぼくをのんきな人だと見ているかもしれませんが、実はけっこう細かいところも気になる人間です。そのぼくをしても、作業員の人の作業は緻密で抜かりないものでした。
(写真⤵︎)作業前。
(写真⤵︎)赤いコックをひねって水道給水を止めたところ。コック直上にある水圧低下検知アラームが鳴るので白いスライドスイッチを操作してビープ音を消します。
(写真⤵︎)作業! 作業!! 作業!!! サクサク進めてくれました。
(写真⤵︎)シーリングと組み立ての作業が終わり、ヘッドユニットを架設して通水テストをしてくれています。
これで作業は終了しました。ここから丸2年。漏水は再発せず安定した浄水供給を続けてくれています。本エントリーでは書くことは大してないのですが、事象自体がレアケースだそうなので同じ状況になってしまった人の目に留まって参考情報になればいいなと思いWebに残しておくことにしました。
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さて、漏水の話から脱線するのですが、この作業のときに知った便利技をついでにご紹介します。
左端のプレフィルター、中央の銀色のフィルターカートリッジ、そして右側の短尺ボウル(スケール抑制フィーダー)は、一定期間で取り外す機会がきます。使用期限の終わりが来て交換する際のことなのですが、その交換手順の序盤はこうなっています。
・水道水の給水を止める。
・カートリッジ内の水道圧を減圧するために「アクチベーションバルブ」を開いて水抜きをする。
・カートリッジなどを交換する。
ハイフローシステムを使っている人には基本の手順なのですが、漏水対応のときに作業員の人は「アクチベーションバルブ」を開かず、浄水を取るための蛇口を開いて水抜きをしました! 驚きました。
それまでの定期交換作業では、手順の事前に「アクチベーションバルブ」の吐水口に専用のホースをつけて水抜きをしていたので面倒だったのですが、そっち(蛇口)からでもいいんだ! と目が覚めたような思いでした。もちろん浄水の蛇口の直下には手洗い器がありますからそのまま排水できます。
店を新規オープンする前に造作しているとき、店内の雰囲気醸成として最善ではなかったこの位置に止むを得ずハイフローシステムを取り付けたのですが、それがこんなメリットを供してくれるとは夢にも思いませんでした。こういう運用経験は大事ですね。ご参考になれば幸いです。
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