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【膝の痛みはここがポイント】臨床で見落としがちな膝蓋下脂肪体への改善アプローチ
こんにちは!
イクサポです!
今回は『膝蓋下脂肪体』について書いていきます!!
以前、僕が見ていたアスリートもこの脂肪体の炎症に悩まされ、半年ほど競技ができない時期がありました。
特に膝の術後や変形性膝関節症などで痛みが出てきやすい部分ですが、臨床的にあまりアプローチされていない場所でもあるので、まとめていきます!
膝蓋下脂肪体の治療が上手くいけば疼痛(運動時痛、荷重時痛)や関節可動域(屈曲、伸展ともに)が改善することが多いです!
それではいきましょう!!!
膝蓋下脂肪体とは?
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膝蓋下脂肪体(infrapatellar fat pad=IFP)はHoffa脂肪体とも呼ばれ、膝蓋腱(膝蓋靭帯)の深層にある脂肪の塊です。
関節包内や関節外に存在し、主に膝蓋大腿関節の滑りに貢献し、クッション作用として関節を守ってくれています。
授業では習いませんが、臨床上、膝関節前面の疼痛の原因として膝蓋下脂肪体は有名です!
教科書では Anterior Knee Pain (AKP) と略されたりします。
膝蓋下脂肪体の主な役割
①衝撃などの外力を和らげるクッション作用
②摩擦や刺激に対する、膝関節の防御機構
③関節軟骨面の清掃効果
④滑膜による関節液の分泌と膝関節の滑りを良くする潤滑作用
⑤膝蓋骨、膝蓋下脂肪体に対する血流ポンプ作用
簡単にまとめると、膝関節内の滑りを良くして、関節の負担を軽減してくれている組織の一部です。
膝蓋下脂肪体の動き
膝関節の屈曲・伸展動作でそれぞれ膝蓋下脂肪体の動きは変化します。
結論から言うと、
膝蓋下脂肪体は膝関節屈曲で後方に移動し、膝関節伸展で前方へ移動する。
詳しく見ていきましょう!!
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