スポーツ現場での「シンプル」な足関節評価
おはようございます!
イクサポです!!
昨日は僕が帯同しているチームが負けてしまいましたが、切り替えて来週の試合に望みます!
試合後は交感神経優位になっていて選手が眠れないと言う訴えが多くありました。
そのため
・お風呂の温度を1〜2度下げる
・お風呂から上がったあと温かい飲み物を飲む
ように指示しました。
こうすることで副交感神経が優位になり、眠りやすくなるのでオススメです!
本日はリカバリーを行う予定です!リカバリーの記事はこちらから
さて、今月は足部特集ということで僕も書いていきます(^ ^)
「シンプル」にこだわる理由
今回はあえて「シンプル」なを強調しました。
それはなぜかと言うと
スポーツ現場にいるとゆっくり選手を見る時間がないからです。
これはあまり良くないことなのですが、今の現状はそうです。
トップチームやアカデミー関係なく、少なくても1チーム25〜30人程度は選手がいると思います。その中でリハビリをしている選手は2〜5人程度。
プロのトップチームであれば、選手を1対1でみる時間はありますが、アカデミーであれば同時にリハビリをしなければならない状況が必ずできてしまいます。
またプロチームだとしても、1時間も選手をみて、評価ばっかり行い、選手側が何も変化が出ないと言う状況では選手からの信頼をすぐに失います。
そのため、まずは「シンプル」な評価や治療をしていくことが「時間」を生み出すためには有効であると僕自身の経験の中で感じました。
それでは次にそのシンプルな評価を見ていきましょう!!
基本は背屈と底屈をみる
基本的にはこの2つの動きを見ます。
より複雑な動きである回外・回内などもこの2つの動きは必ず関係します。
この背屈・底屈の2つの動きの評価も非常にシンプルです。
重要なのは荷重化、そしてアクティブで見ると言うことです。
これに非荷重化での評価も加えて書きます!
荷重化:実際の動作の中で出てくる可動域であり、このときの可動域が
変われば動作パターンが必ず変化する。
アクティブ:自身の筋力で動かせる範囲であるため、筋力の評価も可能
加えて、動作時のマルアライメントの評価が可能
背屈・底屈共に2種類見ていきます。
背屈:①荷重ランジテスト(WBLT)
②しゃがみこみ
(③歩行分析)
底屈:①カーフレイズ(2種類)
②指曲げての底屈
背屈
1. WBLT
まずWBLTを評価していきます。
前提として膝関節屈曲位での評価であるため、腓腹筋の伸展性は評価できないです。
しかし、スクワットやジャンプと同様の姿勢で背屈可動域が評価できるため動作パフォーマンスに求められる可動域を評価できると考えられます。
KG: 膝から床の高さ TW:足の親指の先から壁の距離
HW:かかとから壁までの距離
WBLTには様々な指標が用いられていますが、僕が一番良く使用するのは、足の親指の先から壁までの距離です。
やり方としては、このような体勢を作ってもらい、壁に手をついてかかとを浮かさずに膝を壁につけられる限界の距離を測ります。
余裕がある場合は1cm程度ずつ後ろに遠ざけて同じことを繰り返していきます。
しかし、この測定方法は足長の影響が考慮されていないため、被験者間の比較をするのが難しいです。また測定誤差が大きいため信頼性をそれほど高くないです。
そのため、HWで足長の影響を無くして測定を行ったり、信頼性の高い三角法<=90°ー(KG/HW)>などを用いたりして、工夫することも可能です。
またこの距離とは別に、距腿関節にできるシワを見ておくといいです。
シワが一直線にできれば問題ありませんが、シワが内側・外側のどちらか一方にしかできない場合は要注意です。
できていない側の動きが悪くなっている可能性があるため、そちらの詳細な評価や治療を行っていきます。
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