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不登校 ~付き添い登校について~

不登校にはいくつかの時期や段階があって、前兆というのがありますよね。うちの息子の場合は、行き渋りから始まりました。うちは小学校低学年なので、「お母さんついてきて!」と息子に言われたり、私自身も「お母さんがついていってあげるよ!」と言ったりしていました。だんだんだんだん息子の行き渋りがひどくなってくると、学校から「廊下で付き添ってください」と言われ、その時は私もそうしなければいけないんだと思い込み、朝から下校時まで終日廊下で待機するという付き添い登校も経験しました。今から振り返ると、よくやったよね・・・という気持ちもあるけど、何やってんだ・・・という後悔の気持ちの方が大きいです。

付き添い登校にも色々あって、入学したての期間の付き添い、行き渋りの時期の付き添い、回復期に入ってからの付き添い等など、色々なケースがあると思います。

あと、そもそも付き添いしてまで登校するのか・させるのかっていうところは色々な意見があるように思います。

今回は付き添い登校経験者の私が思う付き添い登校について書きたいと思います。

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◆付き添い登校の目的は?

付き添いといっても、どこまで付き添うかの違いもあります。小学校に入学したての頃は、通学路での事故などが心配で、学校の校門まで付き添うお母さんもおられますよね。でもたいていのお子さんは、1週間くらい付き添えば慣れてきて、付き添わなくてもよくなるのが自然な流れかなと思います。

でも、うちの息子の場合は違いました。保育園の頃から登園渋りもあったし、環境変化は苦手な子どもでした。心のどこかで私も覚悟していたところはあったんですね。だから、うちの場合は小学校の玄関まで付き添うのが自然な流れでした。他のお子さんと比べて、どうしてうちの子は1人で登校できないの?と不安に思われている親御さんもいらっしゃると思いますが、私は環境変化に対して不安に感じている子どもには、その不安を少しでも小さくしてあげることが目的の付き添いは必要なことだと思っています。

それ以外の目的って何?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもは行きたくないというサインを出しているのに、親が学校に行かないことを認めない、不安で仕方がない、学校にいくことが義務だと思い込む等の理由で登校させたくて、無理やり学校に行かせることが目的の付き添いは不要だし、むしろやってはいけないことだと思います。

でもね、わかっていてもやっちゃうんですよね。私もやっちゃったから。

◆大事なのは子どもの気持ちと親の意識

ひとくちに不登校といっても、いろんなお子さんがいます。学校には行きたいけど、行けないと苦しんでいる子もいれば、学校という環境が合わなくて行かないと決めている子もいる。いじめ等、何かあって行けない子もいる。

当然すぎて、書くのもためらうけど、それぞれの子どもの気持ちをまずは大切にしてあげることが一番だと思います。でもね、不登校の多くの子どもはうまく語れないことがほとんど。本人もどうして学校に行けないのかわからないんです。だから親は焦らず、ゆっくり対応してあげることが必要だと思います。これは失敗したからこそ、一番伝えたいことです。

結局、親が何が何でも学校に行かないといけないっていう意識で子どもと接していると、子どもにも「お母さん、ついてきて!」とか、「お母さんがずっと一緒にいてくれたら、学校に行ける」って言わせちゃうんです。学校には行っても行かなくてもどちらでもいい。あなたはあなたのペースでいい。学校に行かないあなたでもOK!って思えていたら、そもそも付き添い登校しないといけない状況にもならないと思います。

◆まとめ

・子どもの成長は人それぞれ。他の子と比べる必要はない。

・子どもが新しい環境の変化に不安が強くなっている時には、ゆっくり慣れていけば大丈夫だよ~っていう意識で付き添ってあげるべし。

・学校に行きたくない、行けなくなっている子どもに対して、親が学校に行かないことは許さない!子どもの義務だ!という怒りや、行かないと大変なことになる!人生終わり!という不安などの意識を向けて、無理やり行かせるための付き添いはやっても意味なし。状況が悪化するだけ。

そもそもね、1日学校に付き添いなんて拷問受けているような気分になりました。母親だって我慢しなくていいんです。自分を大切にしましょうね。

付き添い登校する・しないで迷っている方の参考になれば!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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