価値ある暗号資産を見抜く思考法[2024年度版]
暗号資産市場に勢いが戻ってきています。
暗号資産バブルが発生するサイクルを歴史から考えると
2024年後半から2025年後半にかけてバブル期に差し掛かる時期なので
今のところアノマリー通りの値動きになっています。
このまま順調な相場が続けば2024年後半にも
暗号資産バブル再来
となるかもしれません。
1回目のバブルは2017年6月 - 2018年5月頃で、ピークは2018年1月頃でした。
これはICOバブルでした。
ICOとは
Initial Coin Offering
の略で
企業や個人が新たに独自の暗号資産を発行し、投資家から事業資金を調達する手段のことです。
2回目のバブルは2021年2月頃から2022年4月頃で、ピークは2021年11月でした。
これは流行り病による金融緩和と、NFTバブルによって発生しました。
この時は、P2EのアクシーインフィニティやM2EのSTEPNなどが流行しました
このように暗号資産バブルは前回のバブルが弾けてから2年半が経過する頃に発生する傾向があります。すると次は
2024年後半から2025年後半
にかけてバブルが発生する可能性が高いです。
次のバブルは、何がトリガーになって発生するのかはわかりませんが、現状を見ると
ステーブルコイン、暗号通貨のETF証券化、FRBの利下げ
等がきっかけになるのかもしれません。
そして、もしこのままバブルが発生すると、前回のバブル同様、再び大量のトークンが発行されることになるでしょう。
ここで言うトークンとは、BTCやETHなどの暗号通貨だけでなく、NFTやガバナンストークンも当てはまります。
しかし、歴史を振り返ると
バブル時に発生するほとんどのトークンは無価値になります。
なので次のバブルが発生しても、99%の人は損をするでしょう。
実際、私自身も最初は無知だったので、価値のないトークンを購入して損をしました。
そこで、失敗したケースと成功したケースを分析して色々と思考を巡らし
価値の下がりにくい暗号資産を選別し、中長期で保持する方針を取ることにしました。
この方針は今のところうまくいっています。
しかし、この方針の実行には経験と知識が必要で、真似するのは簡単ではありません。
しかし、考え方をシェアすることはできます。
そうすれば
我流で知識と経験を積むよりも短い時間で成果を出せる
はずです。
なので、この記事では
私がこれまでの経験上から、暗号資産を購入する基準としている考え方
について記載します。
もちろん、私の考え方が必ず正しいとは限りません。
しかし、一つの考え方の参考にはなると思います。
是非、あなたが購入を考えているトークンに当てはめてみてください。
思考法1
まず、最初の思考法です。
私が気になる暗号資産を見つけた時、最初に調査をするのは
トークンの種類
です。
暗号資産の初心者には違いがわかりにくいと思いますが、暗号資産には色々な種類があります。
わかりやすく大雑把に分けると
暗号通貨
NFT
投票等で利用するガバナンストークン
に分けることができます。
具体的には
暗号通貨は、ビットコインBTCやイーサリアムETH
NFTはBored Ape Yacht Club
ガバナンストークンはMakerDaoのMKRトークン
などです。
これらはどれもブロックチェーンの性質を生かした優れたツールですが、価値のある暗号資産という観点から考えると
ビットコインBTCやイーサリアムETHなどの暗号通貨
が最も価値がつきやすい性質を持っています。
その他のNFT、投票等で利用するガバナンストークンは、初心者が購入すべき暗号資産ではありません。
もちろん、NFTやガバナンストークンの一部は、現在も高額で取引されていまうす。
暗号資産2回目のバブル、つまり2021年2月頃から2022年4月頃の暗号資産市場の主役は間違いなくNFTでした。
この時は、旧twitter(現X)創業者ジャック・ドーシーの初ツイートNFTが290万ドル(約3億6600万円)の価格をつけて話題になりました。
しかしこれは、
バブルが生み出した事例で、再現性はありません。
そもそも、NFTは利益目的で売買するには向かないツールです。
NFTは
会員権や証明書
として利用するのに適しています。
NFTの使い方として基本的な方法は、Roopt神楽坂DAOのようなやり方になります。
一方で、Bored Ape Yacht ClubのようなNFTの中には、数千万もの価格がついているNFTがあります。
上記のNFTの価格は現在の日本円で1600万円ほどです。
しかし、素人がこのような価値がつくNFTを予め予測することは不可能です。
なので、価値ある暗号資産を選ぶ場合は
BTCやETHなどの暗号通貨
を選ぶようにするべきです。
とはいえ、この暗号通貨も種類が多く、玉石混合の中から優れた暗号通貨を選択するのは難しいことです。
なので、次は価値ある暗号通貨の選び方を説明します
思考法2
次は、価値ある暗号通貨を選ぶ思考法です。
私が気になる暗号通貨を見つけた時、重要視するのは
暗号通貨を発行しているブロックチェーンプラットフォーム
です。
これは技術的な要素が若干絡むのですが、慣れてしまえばプログラミング能力も必要ないのでご安心ください。
暗号通貨市場では、日々多くの暗号通貨が発行されています。
その中で、注目の暗号通貨としてメディアなどで大々的に取り上げられる暗号通貨を知ると、購入したくなることが多々あると思います。
特に勢いよく値上がりしている時は、慌てて購入したくなります。
しかし、メディアの情報を丸呑みにしてはいけません。
一旦冷静になって、まずはその暗号通貨が発行されているブロックチェーンプラットフォームを知る必要があります。
具体例を出しましょう。
私が一時期はまっていたブロックチェーンゲームで、元素騎士というゲームがあります。
この元素騎士が発行しているトークンには
MVトークン
RONDトークン
の二種類のトークンがあります。
MVトークンはゲーム外で使うガバナンストークンで、RONDトークンはゲーム内の通貨トークンです。
これらのトークンが発行されているプラットフォームは
イーサリアム
Polygon
のブロックチェーンになります。
発行されているブロックチェーンの調べ方は、coinmarketcapを使うと簡単です。
トークンチャートのページ左側メニューの、コントラクト一覧に記載されています。
色々なトークンを見ていくと
現在有名なサービスのほとんどが、イーサリアムとpolygonで暗号通貨(トークン)を発行している
ことがわかります。
今をときめくchainLinkやENSのトークンもイーサリアムで発行されています。
このように元素騎士、chainLink、ENSのようなアプリケーションの暗号通貨は
イーサリアムやpolygonのようなプラットフォームを使って発行するのが一般的です。
一方で
イーサリアムやpolygonは、第三者に利用してもらうブロックチェーンプラットフォームという形でサービスを提供しています。
こちらはアプリケーションとは逆で
第三者(アプリケーション開発者等)にブロックチェーンを使ってもらうことで、プラットフォームの価値を維持しています。
さて、みなさんはどちらの暗号通貨に価値があると思いますか?
結論からいうと
現在はイーサリアムやpolygonなどのブロックチェーン暗号通貨のほうが価値が安定する傾向にあります。
この理由は
アプリケーショントークンがブロックチェーンで発行されると、その中でヒットするアプリケーションが現れて、プラットフォームブロックチェーン上で多くの取引が行われるようになる
からです。
例えばSTEPNという一大旋風を起こしたNFTゲームは、最初のブロックチェーンプラットフォームにsolanaを使いましたが、その時はSTEPNのトークンだけでなく、solanaの暗号通貨SOLも大きく値上がりしました。
それだけでなく、その後は多くのアプリケーションがsolanaを利用するようになりました。
現在solanaは、web3のNo2プラットフォームにまで成長しています。
同様に、アクシーインフィニティやNFTが流行したときは、そのメインブロックチェーンプラットフォームであるイーサリアムETHの価格も大きく値上がりしました。
このように
一度ヒットアプリケーションが生まれたブロックチェーンプラットフォームの通貨は安定する傾向があります。
なので、あなたがより長く価値を維持できる暗号通貨を選びたいのであれば
イーアリアム、polygon、solanaなどのブロックチェーンプラットフォームの暗号通貨を保持するべきです。
とはいえ、ブロックチェーンプラットフォームが発行する通貨も数多くあります。
では、どのように将来性の高いブロックチェーンプラットフォームを選択すれば良いのでしょうか。
最後はそれについて解説します。
思考法3
最後は
将来性の高いブロックチェーンプラットフォームの暗号通貨を選択する思考法
についてお話します。
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