昭和のオッサン

システム開発、株式投資、不動産投資、暗号資産が好きな昭和生まれのオッサンです。 建築専…

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システム開発、株式投資、不動産投資、暗号資産が好きな昭和生まれのオッサンです。 建築専攻のITエンジニア。 日々の思考と経験を語っています。 Bluesky始めました。[https://bsky.app/profile/showanoossan.bsky.social]

最近の記事

ビットコインとイーサリアムの本質的な価値の違い

ビットコインとイーサリアムが好調です。 1BTC(ビットコイン)が日本円で1,000万円を超え、1ETH(イーサ)も一時60万円を超えました。 これは 両暗号通貨がETFとして承認されたことが大きな要因 です。 この価格上昇に伴い 「暗号通貨はお勧めしないけど、ビットコインとイーサリアムは悪くない」 などと嘯く投資系インフルエンサーも増えてきました。 これまで暗号通貨を散々否定してきたのに勝手なものです。 今後、solanaが順調に成長してETFに承認され

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    • スマートアカウントを理解する

      イーサリアムのスマートアカウントが実用的な進歩を続けています。 スマートアカウントとは アカウント抽象化技術 のことで ユーザーがアカウントでスマートコントラクトが使用可能になるブロックチェーン技術 です。 スマートアカウントの実装により ガス代をユーザー側でなく、サービス提供側が支払う(建て替える)ことが可能 イーサやERC20トークンで、サブスク等の引き落としが可能 になります。 現在、上記の事柄は、既存のイーサリアムアカウント(EOA)では不可能で

      • 合同会社型DAOを理解する

        2024年4月から合同会社型DAOが解禁されました。 この法改正に伴い、DAOを立ち上げることを考えている人も多いのではないでしょうか。 私もその一人でした。 「でした」と過去形なのは 2024年6月現在だと、合同会社型DAOにするメリットはない と判断したからです。 本記事では簡単に結果だけを記述しましたが、この結論に辿り着くまでに、法改正によって設立が可能になった「合同会社DAO」について詳細に調べました。 せっかくなので、今回の記事ではその知見を皆さんに

        • Fiat24のWeb3 Banking Protocol(Web3の銀行プロトコル)を理解する

          Fiat24がWeb3を利用した銀行システムのプロトコルを開発しています。 裏側の仕組みを調べたところ非常に良い設計だったので、情報をシェアしたいと思い、この記事を書きました。 というわけで、今回は Fiat24のWeb3 Banking Protocol を紹介します。 具体的には Fiat24とは Fiat24のメリット 設計 日本円の対応 について説明します。 *この情報は2024年5月時点のものであることに注意してください。 Fiat24とは

        ビットコインとイーサリアムの本質的な価値の違い

          クリプトソーシャルFarcasterとLensの比較

          2024年も中盤を迎えた現在、クリプトソーシャルの社会実装が進んできています。 クリプトソーシャルとは 暗号通貨を利用したソーシャルネットワーク のことです。 具体的には Xのような企業が運営する中央主権型のSNSではなく、バックエンドにブロックチェーンを利用した分散型のSNS のことです。 2024年5月時点の主な分散型ソーシャルネットワークには Farcaster Lens が挙げられます。 両者とも、2023年後半から2024年前半にパーミッショ

          クリプトソーシャルFarcasterとLensの比較

          暗号通貨業界に見え始めた危険な兆候と今後の戦略

          暗号通貨の値上がりがクリプト市場を加熱させています。 ビットコインは米ドル基準で3年ぶりの高値を更新しました。 イーサリアムやソラナも前回のバブルにつけた最高価格に近づいていて、日本円換算では円安の効果で最高価格を更新しています。 この状況は、クリプト業界の人にとって喜ばしい一方、懸念点も出てきています。 それは、クリプトメディアのニュースが 技術や事例に関するニュースが少なく、ほとんどがトークンやETFなどに関するニュースになってしまっている ことです。 これ

          暗号通貨業界に見え始めた危険な兆候と今後の戦略

          将来性の高いNFT3選

          2022年上半期の熱狂的なNFTブームから2年以上が経過しました。 当時は、小学生の作成したデジタル絵のNFTに数百万円の値がついたり、Xの元CEOジャック・ドーシーの初ツイートが290万ドル(約3億6600万円)で購入されるなど NFTバブル が発生しました。 そして、それらの出来事はメディアでも大きく取り上げられ、NFTは次世代のデジタルアートとして特集されました。 しかし2024年現在、NFTバブルは完全に弾け「NFT」の単語をメディアから聞くことはなくなっ

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          レイヤー3ブロックチェーンを理解する

          ブロックチェーンにはlayer(レイヤー)が存在します。 ブロックチェーンの主なlayer(レイヤー)には レイヤー1(L1) レイヤー2(L2) があります。 例えば、多くの人がデジタルゴールドと熱狂しているビットコインは、レイヤー1(L1)のブロックチェーンです。 L1のブロックチェーンは ブロックチェーン・ネットワークの基盤となるレイヤーで、コンセンサスルールやデータ構造など、ブロックチェーンの基本的なパラメータを定義します。 ビットコイン以外では、イ

          レイヤー3ブロックチェーンを理解する

          EigenLayerリステーキングのメリット・デメリットを理解する

          EigenLayer(アイゲンレイヤー)のリステーキングが注目を集めています。 とはいえ、2023年後半に話題になったまだ新しい概念なので、多くの人は 概念や仕組みをまだ理解できていないことでしょう。 それどころか この記事を読んでリステーキングという言葉を初めて知った という人もいるのではないでしょうか。 しかし今後はリステーキングはもっとメジャーになり、採用するプロジェクトが増えていくでしょう。 もしその時、リステーキングについて全く知識がないと、そのプロジ

          EigenLayerリステーキングのメリット・デメリットを理解する

          都心の家賃が今後も上昇し続ける5つの理由

          家賃が上昇を続けています。 特にファミリータイプの家賃は2015年と比べると1.36倍(136%)も上昇しています。 中でも、東京23区・東京都下・神奈川県・千葉県・札幌市・仙台市・大阪市・福岡市などの都心で、家賃が上昇しているデータが出ています。 私も以前住んでいた賃貸物件を調べた所、かなり家賃が上昇していました。 この傾向は、今後も続いていくことが予想されます。 この記事を読んでいるみなさんの中にも 大家 or 管理会社から家賃の値上げ通知がきた という人

          都心の家賃が今後も上昇し続ける5つの理由

          AI時代のITエンジニア像

          最近の中高生が将来なりたい職業の調査で、ITエンジニアになりたいという子供が増えているようです。 この調査結果を20年前の私が見たら 「エイプリルフールのネタかな」 と疑ったでしょう。 なぜなら、私が新卒時のITエンジニアという職業は 給料が安く、環境も劣悪で、労働時間は300時間を超えることもあるような職場環境でした。 これは就職氷河期かつ、webの黎明期という時代の影響が大きかったと思います。 例えば私の同期の女性は、1ヶ月の労働時間が360時間を超え、ホ

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          インフレが沈静化して再びデフレになりそうな件

          2024年になって企業物価指数が沈静化してきています。 以前に 若者に刺さる「持ち家は負債」論の罠 という記事を公開しましたが、その中で 今後はインフレの社会になる可能性が高いから、インフレに合わせた行動を取る必要がある と説明したのですが 日本は再びデフレに戻る可能性が出てきています。 これはある意味凄いことで 日銀のマイナス金利政策と金融緩和の継続 円安による外国人観光客訪問によるインバウンド 日経平均株価のバブル期超え 企業の賃上げ機運の高まり

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          バリデーターが新時代の資産運用になるのか見積もりしてみた

          「ステーキングは世代を超えた富を創造するツール」 とイーサリアムコミュニティの開発者が発言したようです。 2024年現在、個人が富を増やす方法としては 株式投資 不動産投資 が一般的ですが、将来はここに ブロックチェーンのバリデーター という項目が加わるのかもしれません。 暗号資産に詳しくない人のために説明すると、ステーキングとは トークンをロックすることで配当を受け取る 仕組みのことです。 具体的には 銀行の利子 のようなものです。 バリデータ

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          若者に刺さる「持ち家は負債」論の罠

          持ち家は負債 という考え方が現代の若者に刺さっています。 この考え方を世に広めたのは ロバートキヨサキ氏の書いた「金持ち父さん貧乏父さん」です。 私も若い頃に読んでとても感銘を受けた本です。 内容は スモールビジネスで起業し、稼いだお金は節約して、そのお金を不動産投資することで金持ちになれる というシンプルなものです。 しかし、なぜか多くの読者は 不動産は負債 お金持ちになるには投資をする必要がある という解釈をしてしまっているようです。 SNSによ

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          昭和のオッサン「テクノ・オプティミスト・マニフェスト」を書く

          マーク・アンドリーセン(プログラマー/投資家)の書いた 「テクノ・オプティミスト・マニフェスト」 が波紋を呼んでいます。 マニフェストの内容を簡潔にまとめると 進歩を恐れて現在の世界を維持することを優先してはいけない 成長が全てを解決する。成長を促進させるのがテクノロジーだ。テクノロジーに楽観的になれ テクノロジーを構築し、人類をより明るい未来へと導く、手段としての市場と資本主義を推進せよ となります。 彼と彼の考えを賛同する人達は自分たちを e/acc

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          価値ある暗号資産を見抜く思考法[2024年度版]

          暗号資産市場に勢いが戻ってきています。 暗号資産バブルが発生するサイクルを歴史から考えると 2024年後半から2025年後半にかけてバブル期に差し掛かる時期なので 今のところアノマリー通りの値動きになっています。 このまま順調な相場が続けば2024年後半にも 暗号資産バブル再来 となるかもしれません。 1回目のバブルは2017年6月 - 2018年5月頃で、ピークは2018年1月頃でした。 これはICOバブルでした。 ICOとは Initial Coin

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