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織幡へ乗り入れてたバス

以前、津宮から香取へ行ってたバスの記事を書いたが、ここに出てきた神里線に以前県道佐原・山田線から少し離れた小見川町(当時)織幡(おりはた)に一部が乗り入れていた。

神里線のルートはこちらを参照いただきたいので省略するが、織幡へ行くルートはこんな感じだった

神里線織幡経由(一部)

ちょっとわかりにくいので該当部分だけ抜き出し

織幡へ向かってた経路

佐原地区から小見川地区に入った最初のバス停である日下(くさか)前で右折し、新開地・旗鉾と停車して織幡児童遊園で折り返し、再び日下前へ戻って右折して小見川方面に向かう。なぜ設定されたのかは不明だが、神里線のメインルートである県道佐原・山田線からこの集落が離れていたために行くようになったと思われる。

全ての便が通ってたわけではなく、当時10往復くらいあった中の一部がここを通っていた最初にこの路線を知ったのは幼稚園の1年目で、その時は小見川にあったのでこの場所をよく通った。そして帰りの便でここを通る事があったので妙なワクワク感があった。

しかし、1970年代後半には早朝の下り1本と、午前の上り1本だけがここを通るようになり、それ以外は県道をそのまま通過するようになった。モータリゼーションなのか、皆がマイカー使うようになったからかもしれない。そして、このダイヤから察するにバスだけでは使いにくくなってしまった。

そんな事もあってか、1982年11月のダイヤ改正で織幡経由自体が廃止された。反対論を唱える人が誰もいなかったので、この時点で需要が無かったんだろう。

それからしばらくはこの辺りバスの空白地帯だったが、2008年頃小見川地区でコミュニティバスが開設され、26年ぶりにバスが織幡を通るようになった。当時とルートが違うので完全な再現にはならないが、この辺りを訪れる事があったらぜひこのバスに乗って当時の雰囲気を味わっていただきたい。

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