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【IDEOU】Assignment3_Empathyの実施

Assignment3は自分の選択したテーマについて、対象とする人のどういった行動を学びたいかを計画し、同じもしくは似たような体験を実際にフィールドワークをするというもの。

自分は70歳の人向けのサービスや製品についてをリサーチしているので、その年代の人たちの日々の暮らしがどういったものかを体験してみようと考え、週末に身体的な制約を与えた状態で妻と近所のショッピングモールでの買い物へ行くことにした。

身体的な制約をどのように与えるかというところで、まず体の節々が痛い状態を作るために前日にジムで全身をバキバキの筋肉痛になるまで追い込み、当日は全身筋肉痛で迎えた。また、足の関節の可動域が制限されている状態を作るために、膝と足首にサポーターとテーピングで固定をした。

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視力についても衰えている状態にするためにコンタクトを外した状態(視力0.1以下)で買い物へ出かけるという体験をした。

身体的な制約は想像していた以上に精神的な苦痛があり、注意力や集中力も著しく低下。100円ショップであるものを購入するというタスクを課していたが、視界が著しく悪く、探すことすらままならない状態であった。結局見つけられず、店員に聞いてみると自分の真後ろの棚にあったという、なんとも情けないような経験ができた(苦笑)

また、想定外のものが精神的にきつかった。それは妻の言動で、自分の行動を見かねて駐車場で「車に引かれるからこっちを歩きなさい」と言われたり、スターバックスで「遠くからは見えないでしょ」とメニューを読んでもらったりと、親切心でしてくれているのはわかるのだが、すごく年寄り扱いされているようで、自分のことが情けなく感じるような出来事が多かった。早く家に帰りたい気持ちが強くなり、結局1時間ほどで自宅に帰ってきたが、不自由さを共感するには十分だったかなと思う。

これらの経験は想像だけではそこまで真剣に向き合えなかった感情だし、想像していなかったようなことも感じることができ、こういった手法によって得られるものを自分の経験を通してよく理解できた。

他のメンバーは社会的に孤立を経験するために丸二日間、スマホやPCを閉じて過ごしたというような人もいた。”Empathyの経験をどれだけの時間かけてするのが良いか?”という疑問に対する答えは、”共感したいこと・ものを経験するのに十分な時間”であればどれだけでもよいということ。何を学びたいかという要件定義の部分が最も重要。要件定義が難しければ今回の自分のやってみたようなバクっとした内容でも机上ではわからない、得られるものはあるので、やってみることが大事だということがよくわかった。

参考:
以下の動画はわかりやすい言葉で”共感”について紹介されているのでご興味のある方はぜひ。

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次回はLesson4のInsightについて記載する。いよいよ最後のレッスンだ。

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