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【IDEOU】Lesson2_Interviewing

2週目はインタビューの練習。目的としては、以下のように設定されている。

LEARNING GOAL:
 Learn how to conduct a great interview so you can get deeper, more honest answers that inspire great insights.

今週の課題は設定した課題に対するインサイトを得るためのインタビューをすることであり、その実行に向けて良いインタビューについてを学んでいく。インタビューの相手の人数は設定はされていない。

インタビューはマーケティングなどでする調査(Survey)とは大きく異なる。調査(Survey)はアンケートによくみられるようなチェックリストを使うものが代表的で、クローズドな質問が多く、内容自体が構造化されるケースが多い。定量的な視点でデータを取り扱うことが多く、事務的に統計を重視するようなやり方である。

一方で、インタビューでは一人一人に注目し、思考や生活スタイル、価値観などについての理解を試みる。調査(Survey)のように、人々を集団として統計的に扱うことはしない。安易に抽象化したり、グループ化するようなことは、その人々を理解したことにはならないという考え方からくるものだ。

基本的なスタンスとして、調査(Survey)はする側が上の立場というような印象があるが、インタビューは相手をその道の専門家と位置付けて、その人たちに教えてもらうというスタンスがある。これもHuman-Centeredな考え方であるが、このような発想は今までの自分には欠けている感覚だった。70歳の人は70歳のことを理解している専門家の一人。こういったマインドセットはインタビューの中で必ず滲み出てくるし、信頼関係を築くのに非常に重要な役割を担っている。

デザインに馴染みのない自分にとっては、リサーチの手法としてインタビューという言葉がしっくりこなかったのだが、IDEOUのワークを通して理解が深まった。

インタビューの教科書という点では、おすすめの書籍として以下も紹介されていたので、ご興味のある方はぜひ。この書籍はTakramの佐々木さんもおすすめの25冊の中で紹介されていました。
「ユーザーインタビューをはじめよう」スティーブ・ポーチガル著

次回はインタビューのTipsについて書きます。

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