見出し画像

【転職編】まさ君の人生挑戦記 Vol.3 ~面接・成功の方程式~

皆さん、こんにちは。初夏に職業訓練校に入学し、早くも季節は秋になっていました。ハローワークから”職業訓練”という名目で集まった平均年齢高めのクラスメイトは、ひとり、またひとり、と就職を決めていき、今では最初の1/3程度の人数になっていました。
通常の学校とは違う、就職をする人を増やす事を目的とした学校である事を実感した光景でした。授業は2の次、就職を決め就職するとお祝い金が出るくらいです(当時)。最後まで真面目に授業を受ける人は就職出来なかった人なのです…

何だかカイジの地下帝国にいる様で、ギャンブルに負けて、このままでは地獄行きになる・・という感じで、教室の雰囲気は何とも言えない雰囲気になっていきました。失業保険を貰いながら生活できるのもあと2か月。。。確かに勉強に一生懸命になっている場合ではない事に気づきました。

もしかして本当の無職(無収入)になるのでは・・」表現のできない不安が体中を駆け巡りました。外を歩くと風が冷たくなってきているもの余計に不安感が募ります。授業を受けていても何だか集中できない日々が続きました。自分の夢を叶える為に決意した転職、組合員さんにもいっぱい応援してもらって送り出してもらったのに・・・。

僕はまず自分を落ち着かせ、頭の中の整理を始めました。

目指す業界「スーパーマーケット業界」
・理由①業界が大きく、且つ、不景気に強い業界である
・理由②多くの企業が参入し、つぶしが効く(1企業に依存しなくて良い)
・理由③喜んでもらえる仕事である事(生き甲斐・楽しさ)
・理由④体力的に年齢を重ねても働ける仕事である事(肉体的危険が少ない)

前に生協という特殊な業界に居たので、ここでやっていけなくなったらどうやって生きていくのだろう?という不安はどこかにありました。組織に依存して生きていく事のリスクを生存本能で理解していたのだと思います。

現状の理解と条件
・時期的なもの・・・企業の秋入社は終わったばかり。転職のリクルートシーズンとしては中途半端な時期(募集が少ない)
・就職ができず学校が終わったどうするのか?考えておく必要あり。
・年齢25歳・・・次の業界が勝負となる
・希望条件としてはなるべく規模が大きな企業である事と正社員(競争もあるが、出世の可能性があることが大切)

そんな時、就職情報誌で目に留まったのが、県内で地元有名デパート(百貨店)の募集でした。
①準社員 ②催事売場担当 ③月給20万円程度
数少ない小売業の募集、スーパーマーケットではないが類似業界、規模は大きい、一番ネックだったのが準社員の項目。一度準社員で働くと正社員にはなれない様な気がしたからです。早速電話をして準社員から正社員になれるのか聞いてみたところ、歯切れの悪い反応・・・今は上がる制度は無いが、今後は変わるかもしれない・・・。
当時はまだ百貨店の衰退については大々的には報じられていませんでしたが、人員採用から企業の懐事情も察する事ができるようです。当時、企業ブランドは最高でしたが、ペンディング案件として、応募はしない事にしました。(結果として良い判断となりました)

それから小売業の仕事募集はなかなか無く・・・
就職ガイダンスは定期的にあり参加するも成果なく、、知り合いの強い勧めで、保険の営業のリクルートを喫茶店で聞くという経験もしました。でも自分の方向性を持っていたので、強い勧誘もキッパリと断る事ができました。迷いがあると熱意にほだされて・・となるのも分かる気がしました。

益々寒くなり、木枯らしが吹き始めたある日、コンビニで何気に広げた就職情報誌で目に留まった募集を見て、体中に電気が走りました。それは県内で一番大きなスーパーマーケット企業《当時年商3,000億円企業》の募集でした。
①正社員②幹部候補生③給与は社内規定による
ずっと探していたのはこの募集でした。何度も何度も募集要項を読み返し、その日の内に履歴書作成・職務経歴書の作成に取り掛かりました。直観的にもワンチャンスだと思いました。自分の100%、いいえ、少し盛ってでも120%のアピールをして職に就くミッションがスタートしました。その時採った戦略を説明します。

履歴書・職務経歴書で書いた事
①前職の実績を数値で書く
・・数字は嘘をつかないし説得力がある
②なぜ転職するのか書く・・向上心を持った転職活動である事
③業界に向いてる理由を書く・・お客様目線である事を強調する
④入社して何ができるのかを書く・・自分が出来る事をアピール

1次審査は書類選考⇒突破して2次学力と小論文審査⇒最終面接 という採用試験の流れでした。人事の方の目に留まらず1次で落ちては意味がありません。書類で落ちない為には、他の人との違いを採る事にして上記4つを簡潔にまとめて記載しました。自分を売る差別化戦略マーケティングをする必要があります。

これまでのブログを読んでくださった方はご存知と思いますが、僕には生協時代に販売コンテストで新人2年目にして全社1位を取った実績があります。これを最大限利用するという事です。前職での実績が自分の人生を救うのです。仕事で勝ち取った業績は「私は〇〇が出来ます」という、嘘か本当か分からない人との圧倒的な差別化になるのです。特に最終面接で最大効果を発揮する方法を伝授し、本稿を終わりたいと思います。
※ちなみに私の転職戦略のベースは大学時代から勉強していた中谷章宏さんの「面接の達人」です。転職活動で失敗できない方は絶対に読む価値がある本です。面接で話す事は2つのみ⇒「自己紹介と志望動機」面接官のどんな質問もどちらかで切り返し、答える事ができるからです。
・・・熱くなって話が脱線してしまいました。スミマセン

最終面接で話した事
スーパーマーケットを志し生協に入ったが、配属は共同購入に。失意の中から前向きに業務に取り組み社内の大きな販売コンテストで1位を獲得、年齢的な事を考えて本来の夢であるスーパーマーケット業界で挑戦する為、今回応募させていただいたと話をしました。そのうえで、実際に販売コンクールで1位を取った時の自作チラシを持っていき、どの様に商品をお薦めしたのか話を具体的に説明し(お客様の反応などもリアルに)、最後にチラシを提出しました。
▣自己紹介・・こんな仕事をしてきた人である事が伝わる
▣志望動機・・お客様に喜んでもらう事が好き/販売で結果を出す事が得意
面接で伝えるべき2つの事をクリアし、実際にその時使ったチラシを提出する事で他の人との差別化になる(基本そんな人居ないので)。

結果、合格を勝ち取る事ができたのでした。
今回も最後まで読んで頂き有難うございました。次回は退職から再就職までのまとめをお届けしたいと思います。是非ご覧ください。

次回⇒転職まとめ回・前編




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?