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月刊!韓国インディーゲーム11月号

 さて、月末更新のインディーゲームニュースは平常通りやっていきたいと思います。イベントが安全に楽しめる世の中であるよう願うばかりです。

 まず宣伝をさせていただきます! 私が日本向けの広報を一部サポートしている『LAPIN』はG-STARの開会日と同じ11月17日(木)にSteamにて早期アクセス開始! ウサギ探険隊の2Dプラットフォームゲームです。

11月の韓国インディーニュース

 11月は韓国最大のゲームイベントG-STAR2022が釜山で開催されます! 東京ゲームショウのように大手企業の巨大なブースが目立つイベントですが、中堅ゲーム会社のブースや、BICとコラボした「INDIE ZONE」もあります。大韓民国ゲーム大賞というアワードの発表も楽しみ。会期は11月17~20日で、BtoB(企業間取引)は17~19日。

 では、G-STAR公式サイトのフロアプラン(BTC)をもとに解説します。

 展示ホールが2つに分かれてまして、Exhibition Center 1が最大手と中小規模のブース。壁際に配置されているブースの、大きい順にNEXON、メインスポンサーのWemade、奥に3つ並んでNetmarbleKakao GamesKRAFTON。説明すると、Wemadeは『MIR4(ミル4)』というMMORPG×NFTゲームで急上昇した会社。Kakao Gamesはその名の通りカカオのグループ会社で、メッセンジャーアプリのカカオトークやマンガアプリのカカオピッコマも同じグループ。韓国で『ウマ娘』のサービスを提供しているのもKakao Gamesです。KRAFTONはPUBGの会社。

 Exhibition Center 2は、事実上、サブカルチャー系ゲーム(ここではアニメ的なオタクコンテンツの意味)とインディーゲームのための会場になっています。まずは『原神』のHoYoverseや『NIKKE』のLEVEL INFINITENEOWIZは自社開発の『偽りのP(Lies of P)』がメインの出展となるようですが、インディーゲームのパブリッシングもしている会社です。その向かいのG-STAR×BICというブースはBIC出展作品のインディーゲームコーナーのようです。
 HoYoverse、LEVEL INFINITE、ZLONGAMEと、中国企業が3つ並んでいますね。ZLONGAMEは『ラングリッサーモバイル』の会社で、出展する新作もラングリッサーのようなアニメスタイルのSRPG『ARCHELAND』。対応言語は韓国語と英語の予定で、韓国では事前登録が始まっています。このタイトルは日本でまだあまり知られてないんじゃないかと。
Twitter: https://twitter.com/ArchelandGlobal

 韓国メディアTHIS IS GAMEが大手の出展情報をまとめた記事はこちら。

 大韓民国ゲーム大賞の候補作品はこちら。なぜかアクセスできない?

大航海時代 Origin
DNF DUEL ※アラド戦記が題材の対戦格闘ゲーム
アラド戦記モバイル(Dungeon&Fighter Mobile)
マージ・クーヤ・アイランド(Merge Kuya Island)
MIR M
ブルーアーカイブ
サマナーズウォー:クロニクル
セブンナイツ レボリューション
UNDECEMBER
BTS Island:インザソム
Com2us Pro Baseball V22
HIT2

 インディーゲームについては会期中に韓国のゲームメディアが記事を出すでしょうから、その情報を待ってから私なりに出展作品について調べてみたいと思います!  CFKも出展しますし、『魔女の泉R』(発売日未定)のKiwiwalksや、『スライム伝説』(サービス中)のLoadCompleteのブースもあります。

10月にリリースされた韓国インディー

 インディーゲームじゃないのも1つ紹介していいですか。『デイヴ・ザ・ダイバー』が早期アクセスにて発売しました! 昼はダイバーとして魚をモリや水中銃で獲り、夜は寿司屋の店員! おっさんキャラやパロディネタの魅力もたっぷり! NEXONのサブブランドだというMINTROCKETのゲームですが、ドット絵のインディーゲームっぽい、おすすめ作品。

Game*Sparkの記事が詳しいプレイレポになってました。


『デモングハンター』アクションRPG/10月4日/日本語対応
※パブリッシャーTROOOZEから2020年12月にSwitch版が発売済み

『Her World』ビジュアルノベル/10月6日/英語と韓国語
※開発はTalesShop。本作は『僕の彼女は人魚姫!?』のシナリオライター

『Potato Survival』サバイバル、RPGツクール/10月11日/英語と韓国語

『Lost Eidolons』SRPG/10月14日/英語、韓国語など

『DAGURI: Gambling Apocalypse』RPGツクール/10月14日/英語と韓国語

『韓国 焼肉 シミュレーター』シミュレーション/10月14日/日本語対応

『The Way Home: Pixel Roguelike』アクション/10月18日/日本語対応
※スマートフォン向けに発売された『猫とダンジョン島』のSteam版

『Pathmaster』ビジュアルノベル/10月23日/韓国語(英語追加予定)

『The Space Eater (Working Title)』RPGツクール/10月28日/韓国語(英語追加予定)

『SOWON』謎解きアクション/10月28日/日本語対応
※デスランナーゲーム『ALTF4』の開発元。2019年GIGDC一般の部で銅賞

今月のマサケイさん - 10月の活動報告

 『LAPIN』の早期アクセス開始日決定のプレスリリース作成と配信をサポートしました! AUTOMATON様、Gamer様、4Gamer様、ファミ通.com様、電ファミニコゲーマー様、Game Watch様、電撃オンライン様、SQOOL.NET様の8社に掲載。たくさん掲載していただきました! ウサギがかわいいからでしょう!

 他には、INDIE Live Expo Winter 2022のエントリー受付が10月24日までだったので、私が広報をサポートしている開発チームには応募をおすすめしました。日本語で応募できるようにお手伝いもしています。今回の無料出展枠は200程度と書いてあったので、落選することもあるようですが…
 それ以外にも、日本語対応している韓国インディーゲームのチームに何件か連絡して、「英語のエントリーフォームもあるから各自で応募できますよ」と伝えるだけ伝えました。私の活動の目的は、無料でできる広報について韓国の開発者たちに情報を共有することですから、ILEやTGSの選考出展などもおすすめしていきたいと思います!

最後に、12月の予告!


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