【紹介記事】 ビジュアルノベルDungeons&Lesbians 非公式日本語化
先月6月16日で終了した、itch.ioのBundle for Racial Justice and Equality。このバンドルのゲームを紹介する記事、第4弾。今回は、非公式日本語化ファイルを適用して、私が実際にプレイしたゲームを2つご紹介します。
まずは最新情報から。『Dungeons & Lesbians』の非公式日本語化ファイルを製作した方が現れました! これが初めての日本語化だそうです。配布先は、製作者さんのツイートを見ていただければ、GitHubへのリンクが貼ってあります。また、itch.ioのストアページでも紹介されています。
【日本語化の製作者】鳥の王国@fuglekongerige 氏
テーブルトークRPG・D&Dに興じるオタク女子たちと、最近セッションに参加し始めた主人公を加えた4人による、恋愛ビジュアルノベルです。9:1ぐらいで恋愛より笑いが多め。6つのエンディング。一人攻略するのに1時間かかりませんから気軽にプレイできます。アダルトゲームではありません。
4ドルから購入できます。この記事の執筆時点ではセールで51%オフ、1.96ドルでした。大規模バンドルを購入した人は、そちらのダウンロードページからどうぞ。
画像の左からラフィー(パラディン)、ジモシー(謎の男性)、レナ(ゲームマスター)、グウェン(ハンター)。みんなかわいらしい愛すべきおバカさんたち。それぞれ何か「秘密」を持っています。休憩を挟みつつTRPGのセッションを進めながら、あなたは気になる相手の秘密に近づくことに。
いいなと思ったのは、まず、この五人の小さなオタク・コミュニティで物語が完結しているところです。仲間内では差別や偏見から自由で、とても居心地がいい空間です。鬱展開とか無いです。
ジェンダーと恋愛の話だけでなく、オタクが心を開いていく話でもあります。他のメンバーのほうがTRPG歴が長くて、お互いの過去も知っているんですけど、主人公は新入りで、メンバーのこともこれから知っていくことになります。みんな内気で非モテのオタクで、Girl Friendなんてものは、概念は知っているけど実物を見たことがないって思ってるような人たちです。でも、ありのままの自分で、いきいきとしている姿を見せてくれて、特にエンディングのイラストが素敵です。ぜひ全員を攻略して、「おまけ」のメッセージまで見ていただきたいですね。
ストアページに、開発者さんから感謝のコメントも寄せられています。それも日本語で。
20/07/2020 - 親切なfuglekongerigeさんが私たちのゲイムを翻訳したの!!! 今すぐ日本語でゲームしてよね!!!
ありがとう!!!大好きよ!!!
引用元:https://noeybodys.itch.io/dungeonsandlesbians
こういうのを見ると、ユーザーとして嬉しいですね。理解ある人がこのゲームを見つけて、翻訳してくださってよかったなあと思います。日本語でプレイするユーザーを、開発者も歓迎してくれているようです。
「非公式日本語化」と書きましたが、デベロッパーから許諾を得ておられます。こういう場合も「非公式」と呼ぶのが通例になっていまして、ゲーム本体に収録されていないから「公式の日本語対応ではない」というような意味です。公式ではありませんが公認です。
同じく、itch.ioのBundle for Racial Justice and Equality に収録されている『MewnBase』非公式日本語化の紹介はこちら
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