アフィリエイトは時代遅れ?①

アフィリエイトという言葉は、もう10年くらい前のもので、一回り時代遅れに感じることがある。

しかし、アフィリエイト単体で見ればそうかもしれないが、その範疇に囚われないのであれば、まだまだ先端的な意味合いを持ちうると考えている。

アフィリエイトとは

まず、アフィリエイトというものを説明しておかなければならない。

アフィリエイトとは、「ネット広告の課金方式の一つで、Webページやメールマガジンなどの広告媒体から広告主のWebサイトなどへリンクを張り、閲覧者がそのリンクを経由して広告主のサイトで会員登録したり商品を購入したりすると、媒体運営者に一定の料率に従って報酬が支払われる方式」をいう(IT用語辞典)。

これでは何のことかさっぱりだと思うので、筆者なりにかみくだくと、SNSや検索エンジンなどのデジタル空間に存在する広告代理店のようなビジネスのことである。

DXの文脈に乗せれば、現代において、ネオンの広告などを見てサービスを受けたりモノを買うことなどないであろう。
チラシを見たところで、うざいという以外の感情を抱くことは稀有だと思われる。

情報は、送り手主導で、意図をもって発信されたものよりも、受け手がデジタル空間に身を置き、受け手主導でのいわばインフォメーションジャーニーをする中で出会うものとなった。

アフィリエイトは、そういったデジタル空間の構造が基盤にある。

デジタル広告の種類

デジタル空間における広告には、様々な種類がある。また、種類分けの仕方も様々ある。
LINE,Instagram,Facebook,TikTokなどのSNSにおける広告がある。これは、単にSNS広告と言ったりもするし、ディスプレイ広告という括りもある。

個人的には、ディスプレイ広告という括りの中で、SNSという領域と検索エンジンにおけるものをざっくり区別し、SNS広告は前者の区分に含まれるという理解である。

リスティング広告は、検索エンジンを基盤とする。その中にも、レスポンシブ検索広告、拡張テキスト広告など様々ある。

基本的には、レスポンシブ検索広告が軸となる。レスポンシブ検索広告は、例えばGoogle検索で一定のキーワードを入力して検索した結果表示される、概要説明の冒頭に広告と表示されるものである。その内容は、商品やサービスの説明や値段だけでなく、対象者、取得や使用の効果などである。

広告は、順位付けされる。順位付けは、検討結果の上から降順に表示される。
また、検索エンジンに入力されたキーワードと、表示されるコンテンツの見出し、概要欄(説明文)、サイト内のコンテンツとの関連性、広告費などを要素とするアルゴリズムにより変動する。

一時期流行したアフィリエイトは、このような様々なデジタル広告におけるビジネスである。

次回、アフィリエイトの具体的な仕組みや汎用性などをお話していく。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?