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雑記やで

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内容はなんでも、その時書きたいことを書いてまとめてます。
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#随筆

明るく元気に 出発進行

少し前の平日の夜に、京都市内からぼくの住む町へ電車で帰った。 途中の駅で乗り換えがあって、一番前の車両に乗りこんだ。田舎だし、それなりの時間なので乗客はまばら。席について発進を待っていると、ものすごく元気な声が聞こえてきた。 それは運転手さんが、出発前の計器のチェックを行う声だったんだけど、あまりにも元気で、かつ丁寧に行っていたもんだから、ぼくは鼻でフフっと笑ってしまった。 面白いな、新人さんなのかな。その元気も今のうちだけだろうな、って。 電車は出発して、次の駅に着

にぃにぃ、おいでやす

とても驚いた。 ぼくがワーキングホリデーでオーストラリアにいた時、顔の濃い友達(沖縄出身)ができた。同じ職場で働いていたので、ほぼ毎日顔を合わせていて、当然のように仲良くなった。よく一緒にケバブ(安くて量がある)を買って、食べながら帰ったのはいい思い出。 ここ一年以上連絡はしていなかったし、彼はSNSに近況をアップしたりしないタイプなので、今 海外にいるのか日本にいるのかさえ分からない状態だった。 先週の土曜日の朝、ほんとうに何となく、今どこにいて何をしているんだろう?

腹八分目は母の愛

おなかが痛い。 晩ごはんを食べすぎた。とは言っても、サラダを食べすぎただけだから健康的な腹痛ではある。 ちょっと多いな。今日と明日の二食に分けようかな。と少し考えたけど、味見したら予想以上においしかったもんだから、全部食べてしまった。歌を歌っても、文章を書いていてもやっぱり気は紛れない。おなかが痛い。 思えばハタチを超えたあたりまで、どこまでが腹八分目で、どこまでいけば満腹なのか、よくわかっていなかった。そしてある日、ふと気づいた。 今まで満腹だと勘違いし続けてきたの

おもしろいを追求した先に、であれば

おもしろおかしく生きていきたい。 やれ起業だ、複業だ、フリーランスになれ、影響力をつけろだの、これらの方向に進んでいくことが今の時代の生き方だ。とでもいわんばかりの風潮が近年ある。正直息苦しい。 それはそれで、選択として正しくって賢いものではあるんだけど、ただ正しい選択をすることが幸せに繋がるかどうかは、また別のお話。 どんな風潮があろうと、じぶんの心に対して素直にいられるようにしたい。あるひとにとって仕事は生きがいかもしれない。またあるひとにとって仕事はただの生活の手

泣きながら日本へ

フィリピン留学しよう、そう決めた。 海外に行ってみたかったのと、英語の勉強もしたかった。 エージェントに申し込み、学校の手配をしてもらい、学費を振り込む。 額が大きいだけに不安も大きい。エージェントにお金をだまし取られたなんて話はそこら中にころがっているし。 フィリピン行きの飛行機の中でもまだ不安だった。もし空港に来るはずの案内人が現れなかったら…?最悪、泣きながらそのまま日本へと引き返す覚悟も少しあった。 着陸前、窓の外は真っ暗でぼんやり眺め続けていると、ぽつぽつ