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雑記やで

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#読書

あえて本を遠ざけるという選択

マンガを読みたい気持ちはいつだって枯れることなく無尽蔵だけど、最近、本を読む気分にはあまりならない。 娯楽として、暇つぶし、知識を増やす、仕事に活かす、他人の考え方に触れる、疑似体験など、読書をする目的はたくさんあるよね。でも本当に理由をもってしている読書がどれほどあるんだろうか?と疑問が浮かんでしまった。 手段と目的が逆転していることも少なからずあるような気がしてくるし。 今、ちびちびと読み進めているショーペンハウアー著『読書について』では、笑ってしまうくらい読書が否

日記のような食事の記録 3月10日

朝、いつもより遅めに起床。 朝食はコーヒーと、チョコレートクリームをたっぷりと塗ったホットサンド。とてもおいしい。 少し前にトースターパンを買ったので、ホットサンドをよく作って食べるようになった。 外はカリカリ、中はふんわりモチモチのホットサンドが簡単に作れるのでいい買い物だった。生活の幸福度が上がったよ。 コーヒーはずっと放置していたインスタントコーヒー。久しぶりに飲むインスタントだからか、酸味が少し強くてあまり美味しくはなかった。 いつもは朝食にフルグラも食べる

なにがどうなろうと、たいしたことはありゃあせん。

好きな作家は?と聞かれたら、真っ先に名前を挙げるのが宮本輝(敬称略)だ。 宮本輝の作品には訓辞のようなことばがあふれている。そしてそれらは、読者に教え諭そうとするのでなく、登場人物の人生に深く根差した生きたことばとして語られる。 ドキドキハラハラや爆笑、奇想天外なストーリー展開はないけれど、惹き込まれてしまう魅力がある。 最近ゆっくりと読み進めているのが「いのちの姿」というタイトルの随筆集。そのなかに、宮本輝の父の言葉がある。 なにがどうなろうと、たいしたことはありゃ

思想の強さは個性であり武器でもある

単純な興味から「造園がわかる本」という造園全般に関するガイドブックを読んでいる。これがなかなか面白い。 内容はもちろんとして、なにより、著者の思想の強さが隠しきれず節々に表れているのが素晴らしい。 すこし抜粋してみる。 時代とともに景色がすっかり変わってしまったと嘆く声をよく聞く。 こう嘆く人は、自分も変化を遂げていることにはあまり関心がない。 (中略) 風景の再発見は、対象はそのままなのに、主体の方が変化して起こる場合がある。見方が変わる、面白さを見つける、美しく感じ

本を読む理由は

本をたくさん読みたいときと、あまり読む気になれないときとがある。 それはなんでだろうか?と考えてみる。 すこしわかったのは、本を読みたいときのぼくは 本の中に今の自分に必要な言葉はないかと探している。逆に本を読まないときは、きっとどの本の中にも欲する言葉はないと知っていて、悩んで考えて自分のことばで答えを出さなきゃいけない、と、深いところでは思っているような気がする。 今のぼくはというと、ちょこちょこ本は読んではいるけど、あまりたくさん読む気にはなれないでいる。自分と向

読みたい本は読みやすい本

文字がぎっしりの本はあまり読む気にならない。 先週末、本屋さんで、タイトルが気になって手に取ったのは少し昔の本で、ページをめくると文字がぎっしり!!「うっ…!」となってしまった。少し読んでみると思った通り、面白そうな内容だったんだけど、結局買わなかった。 昔の本に多いと思うんだけど、これでもかってくらいぎっちぎちに文字が詰め込まれていることがある。それくらい詰めないとどうにも語りつくせないほどの情報や、内からあふれるものがあるのはすごい。 すごいけど、もう少し簡潔にまと