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【期待とか希望とか】
そういえばボクは高3の冬、人生に期待することをやめていた。
なにやら気の合う人と長いこと話し、ああだこうだと。
どうせ死ぬからと。
気の合う人で固めたボクの人間関係はまるで鎖国したどこかの国のように固く、狭かった。
でもそんなこと、今の今まで忘れていた。
どうしてだろう。
あんなにつらかったのに、あんなにどうでもいいと思っていたのに。
人からの期待とか、人への期待とか、人生とか、どうでもよかったのに。
今では人の夢まで背負おうとしている。
「できるだけ沢山の人を救いたい」くらいに思ってる。
ボクは孤独の何たるかを知っている。
『独りが楽だ』という言葉が、自分の人間関係を諦めた後に出てくるということも知っている。
みんなと楽しくやれたらその方がいいけど、自分には無理だから独りの方が楽になってしまったということも知っている。
「そんなんじゃない」と否定するときの虚無感だったり、無力感だったりも知っている。
だからこそボクはキミの役に立ちたい。
ボクはキミにとってめんどくさい奴だけど、キミが一瞬でも自分に期待できるならそれがいい。
頑張る必要なんてない。
キミは頑張り過ぎたからそうなった。
ただボクを眺めてるだけでいい。
キミと同じ境遇だったボクを眺めてるだけでキミがキミの人生に期待できるように、ボクはこれからも頑張るよ。
Freedom For Dream 〜夢の為の自由〜
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