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【実績】

どうも。
ドラマを作っている21歳です。
9月に株式会社を設立して、社会の厳しさを絶賛痛感中です。

今のところは、
「実績が。」「実績なんですよねぇ。」「この実績のところが」

こんな具合で片っ端から融資を断られ続けています。

あっちでもこっちでも言われることは一緒。
「熱意はすごく伝わります!ですが…」

過去の実績をもとに貸すお金の額が決まることも、そうであるべきだってことも理解はしているのですが、こうも同じことを言われて断られるとねぇ。

一方で別角度から心臓を抉ってきた出来事もありました。
10個しか変わらない別事業者の方から木っ端微塵に言われまくる日々。
「君はまだ社会経験が浅いから」などなど。
納得できなさすぎて納得することも納得させることも諦めました。

そういえば「相手にまぁいいかと思わせることが大事」ってどこかで聞いたのですが、こういうことなのでしょうか。

この事業を始めた時の熱は、もはやどこにもありませんでした。

そして今日、偶然にしてこの二つのしがらみから同時に解放されました。

帰宅後、ぼーっと天井を見て最初に出てきたのは「ドラマを撮りたい」という想い。
「僕が再生回数の回るドラマを作れば救われる役者が大勢いる」
そんな想いと同時に、単純にドラマが撮りたかったのです。

ドラマのことは何も知らなかったのに、いつしかここまでどっぷり浸かってしまった。
ドラマを撮ることこそが、今の僕の生き甲斐なのかもしれません。

銀行員さんのいう『実績』は、仕方のないことだと思います。
それが仕事だし、お金を貸す条件でもあるから。

しかし、普段の生活から実績だの論理だのと理屈っぽく言葉を並べてくる10個上のような方も世の中にはいらっしゃいます。

そんな方のそんな言葉で潰される夢もあるのでしょう。
僕が今回危うく潰されかけた夢と同様、誰かの言葉で、誰かの判断で潰れる夢もあります。

くれぐれも、「そんなに簡単に潰れる夢なら…」などという発言は言うべきではありません。
誰もがあなたみたいに強いわけではないからです。
強い者だけしか夢を追ってはいけないというのもまたおかしな話です。

エトス(性格)、パトス(情熱)、ロゴス(論理)というのをアメリカにいた時に哲学の授業で学んだことを覚えています。

日本はどこにいても、どの場面でも「ロゴス→エトス→パトス」の順番が優遇されているような気がしてなりません。

少なからず、銀行員と10個上の立場は違ったはずです。
確かに僕は認められるだけの実績も経験もまだまだ足りません。
僕に賭けることもなかなかのギャンブルなのでしょう。

しかし、実績と熱にそれほどの差があるでしょうか。

何を言ってても他人は他人です。
今回の件に関して自分にスポットを当てた時、思うこともありました。

もしかしたら、根本から間違っていたのは僕の方だったのかもしれません。
散々「世の中を変える」などと言っておいて、僕も同じように実績だけの世界で生きていたら何も変わらない。
奴らと同じ土俵に立った時点で僕は間違っていたのかもしれない。

僕は僕のやり方で、僕のルールで、新しい世の中を創る。
夢を追っている挑戦者が、熱を持った挑戦者が、思い切り夢を追える。
そんな世の中を、僕は創ります。

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