西野亮廣さんの「夢と金」を読んで

西野亮廣さんの新著「夢と金」を読み終わりました。
西野さんの著書を読むのは初めてだったのですが、読み終わって第一に感じたのは非常に読みやすいということです。
長々と説明されたり、横文字の多い文章でなく、説明は端的で主張の根拠も実体験を交えて解説してくれるので非常に分かりやすかったです。

この本の内容を簡単に表すと

事実:多くの場合、問題が起こる本質的な原因はお金
問題提起:では、お金をどのようにして稼ぐのか
結論:機能ではなく意味を売ることでお金を生み出せる

簡単な話、意味を売ることが、どれほど重要で、どれほど可能性に満ちているのかを教えてくれる1冊です。

品質を上げよう上げようと、機能に囚われている職人気質の人間が日本には多いようです。私個人としても思い当たる節がありますし、ビジネスにおいても2000年代のシャープ液晶テレビ(亀山モデル)に関するお話は有名です。

そんな中重要になるのは、機能以外にお金を出したいなと思わせるシロというのは非常に的を得たお話だと感じました。現在世の中を見回しても、明らかに品物やサービスの価値と値段が釣り合っていないと感じるものが多くあります。私はそのような高価格のものを見ると、怒りを感じることはありませんが、「こんなもの買うやつは物の価値を測れないバカだ」と思っていました。しかし、この本を読んで、私はモノを機能面でしか判断していなかったのだと分かり、反省し、モノの値段に対する見方を改めました。

実際に意味を売るとは具体的にどういうことなのかは、是非本書「夢と金」を実際に読んで勉強していただきたいです。


お金の話になると、はしたないという雰囲気が漂います。しかし、物々交換で生活しているわけでもないため、日常生活とお金は切り離せない存在です。現在、学校ではお金の知識を誰も教えてくれないと思います。

つまり、自主的に学ぶしかありません。

そうした中で本書は非常に読みやすく、あまりお金の勉強をしてこなかった人にとって気づきや発見も多いと思います。
是非一読ください。

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