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Jリーグ2021年シーズン開幕!今年のフロンターレで脇坂泰斗に注目する理由

こんにちは、まさです。

いよいよ来週から憲剛のいないフロンターレの2021年シーズンが始まります。昨シーズンも怪我でいなかったですが、もう憲剛さんは選手ではないので全然意味合いが違いますよね。鬼木監督も今のメンバーで新しいものを生み出そうとしている様です。毎年序盤はつまずくことが多いチームですが、シーズンを通して成長していき今年もタイトルを掴んで欲しいと思います。

さて、私が個人的に今年のフロンターレで注目する選手をあげたいと思います。それは、脇坂泰斗選手です!
新加入選手を上げようかなとも思ったのですが、憲剛さんがいなくなった新生フロンターレには彼の活躍は不可欠だと思いましたので、その理由を書いていきたいと思います。

武器は素早いターン、中央ミドルレンジでのシュートの正確性とセットプレイ

まずはここ3シーズンの脇坂選手の成績です。

2018年 リーグ戦、ルヴァンカップとも出場なし
2019年 リーグ戦出場18試合5得点 ルヴァンカップ出場2得点
2020年 リーグ戦出場31試合3得点 ルヴァンカップ5試合出場1得点

2018年(入団1年目)はなかなか出場機会は得られませんでしたが、2019年度に出場機会が与えられてリーグ戦5得点、ルヴァンカップ2得点の活躍でした。昨シーズンは出場31試合と出場機会は増えましたが、得点は昨年度よりも落ちてリーグ戦3得点、ルヴァンカップが1得点という結果です。攻撃的な選手としては、少し物足りない結果だったと思います。

脇坂選手は、ボールを足元に止めて素早くターンをして前を向くプレイが抜群に上手いです。攻撃的な選手はゆっくりとボールを持てる時間が少ないので、ボール受けて素早く前を見る動作はとても重要ですし、大きな武器になります。

また、ペナルティエリアから少し外側の中央部分を「バイタルエリア」と言いますが、その付近でのミドルシュートのコントロールが抜群に上手いです。ゴール隅に低くて強いシュートを打つことが出来ます。脇坂選手のキックは、膝から下の振りで強いボールを蹴ることが出来るので、キーパーから見ると非常の短時間でコントロールされたボールが来るので、読みづらいと思います。この辺りは憲剛さんに近い特性を持った選手だなぁと思います。

そして、コーナーキックやフリーキックなどのセットプレイも脇坂選手の大きな武器です。コーナーキックは両サイドとも蹴れますし、早いスピードでボールがくくくっとカーブするので、守る側も落下地点が分かりづらいと思います。田中碧選手は上から落ちるコーナーキックを蹴りますが、彼ら2人のキックの特性が違うので、ゲーム中に交互に蹴ることによって相手も混乱しますし、相手からしたらやりずらいだろうなと思いますね。

試合から消えてしまうことがある

以上の通り、脇坂選手は攻撃面で多彩な武器を持った素晴らしい選手ですが、昨シーズンは出場機会が与えられた割に活躍する場面が少なかったと感じています。特に4−3−3のフォーメーションになってポゼッションする機会が減ったからなのかもしれませんが、試合中に脇坂選手が消えてしまうことが多くなりました。

昨シーズンで脇坂選手が前半で交代した試合が7試合もあります。もちろん、レギュレーションとして5人まで交代が出来るシーズンでしたし、また夏場の試合が多かった影響もありますが、以下の7試合は劣勢な試合や敗戦した試合も多く、事前に準備された交代というよりも脇坂選手が良いパフォーマンスを発揮出来ずに早めに交代させられた試合が多い印象です。

<脇坂選手が前半で交代した試合>
 第6節 ベガルタ仙台
 第8節 ガンバ大阪
 第12節 名古屋グランパス ※敗戦した試合
 第14節 横浜F・マリノス
 第16節 サンフレッチェ広島
 第24節 ヴィッセル神戸
 第26節 北海道コンサドーレ札幌 ※敗戦した試合

一方で脇坂選手の走行距離はチームトップレベルです。昨年フロンターレの試合を毎試合見ている中で、ハーフタイムのデータを見るといつも脇坂選手は走行距離がトップだったりします。走っているのに試合で目立たない試合があるのはなんでだろうといつも思っていました。

個人的な仮説になりますが、1つは試合が始まってから相手の配置や動き見てプレイする中で、状況把握や予測の部分に課題があるのかなと感じています。昨年、脇坂選手がいるべき場所に戻っておらず失点した試合もありましたし、攻撃面でもボールが近くにないと動きが止まってしまうシーンもありました。走行よりが多いと言えば現在磐田にいる遠藤保仁選手ですが、遠藤選手はスプリントはないものの、ずっと動き続けて空いている場所を探したり自分でスペースを作ったりしています。ボールを持っていない時の動きの部分で、脇坂選手が今シーズンどこまで考えて動けるかを注目して行きたいです。

副キャプテンとしてチームを引っ張っていく存在

そして、今シーズン開幕前に驚いたことは、脇坂選手が副キャプテンに就任したことです。昨シーズンまでそんな雰囲気がなかったので本当にびっくりしましたが、この発表でより脇坂選手への今シーズンの期待値が上がりました。脇坂選手はフロンターレのオフィシャルサイトで以下のコメントをしています。

「今シーズン、副キャプテンに就任することになりました。
今シーズン始まる時に、このような役職に関係なく、プレー面以外でもチームを引っ張っていく想いを持ってシーズンに入りました。副キャプテンを任せてもらったことで、より自覚が増しています。
ただ、副キャプテンが他に二人いますし、キャプテンのショウゴさん(谷口彰悟)もいます。ましてや、このチームは悠さん(小林悠)やアキさん(家長昭博)、ソンリョンさん(チョンソンリョン)、僚太くん(大島僚太)など、役職についていなくてもチームを引っ張ってくれる人がたくさんいますし、僕ら下の世代からもそういう選手がどんどん増えていくことがいいチームになる条件だと思います。一人一人がチームを勝たせるために、チームのために戦うことで一つのチームになっていくと思います。同じ方向を向いて進んでいけるように頑張りたいと思います。
個人的には、歳下も増えたので、若手の見本になれるように、そういう存在になっていきたいと思っています」
〜川崎フロンターレ・オフィシャルウェブサイトより転載〜

脇坂選手は年代的にも中堅になって来ましたので、歳上と年下をつなく良いハブにもなれますし、プレー以外の面でもチームリーダーとして意識して活動していくことでプレーにおいてもリーダーシップを発揮出来るようになるんではないかと期待しています。

そして、今年は出場時間をもう少し増やしてパフォーマンスを上げていくことが求められていると思いますし、観客を沸かせるプレーをすることでそれがチームを引っ張っていく事につながります。フロンターレでは悠様を引き継いで2台目王子と揶揄される事がありますが、フィールドではぜひ王様として君臨して欲しいと強く思います。

以上、「Jリーグ2021年シーズン開幕!今年のフロンターレで脇坂泰斗に注目する理由」でした。

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